久しぶりのゲームレビューですね。
今日はきゃんでぃそふとのつよきすです。
●あらすじ
(オフィシャルサイトより引用)
私立の学校「竜鳴館(りゅうめいかん)」に通う主人公・対馬レオは2年生。
初夏のある日、家に幼い頃に姉代わりだった従姉弟の鉄乙女(くろがね おとめ)が引っ越してくる。
乙女は、自分達の長期出張にかこつけてなまけている息子の性根を叩き直して欲しいとレオの両親に頼まれ、家にやってきたのだった。
乙女と2人きりで暮らす生活にとまどう主人公。
さらに乙女は、生徒会の仕事を主人公に
手伝って欲しいともちかける(というか命令形)
そこは主人公が想いを寄せる生徒会長・霧夜エリカが取り仕切る
女帝政治の場所であった。幼馴染の蟹沢きぬ達を巻き込み
さらには1年生の間で不良と言われる椰子なごみが加わり、
執行部は美人揃いになったが、個性的な連中ばかり。
平凡だった日々が騒がしい毎日へと代わっていく……。
●評価
総評:82点
シナリオ:A
シナリオはタカヒロさん。
代表作は「姉、ちゃんとしようよっ!」シリーズ。
プレイ時間は25時間ほどです。
キャラ:S
攻略可能なヒロインは乙女、きぬ、なごみ、エリカ、良美、祈の六人。
祈ちゃんを素で忘れてて後から付け加えたのは秘密です。
良美はエリカを、祈はそれ以外の誰かをクリアすることでルートが開放されます。
以下紹介
・鉄乙女(CV.青山ゆかり)
主人公の従姉弟で、幼い頃から姉に等しい存在。
世話焼きで、拳法部に入っているため肉体的に強い。
嘘をついたりするのが苦手で、人の言う嘘などもすぐに信じてしまう素直な性格。
ぶっちゃけ、斗貴子さん。
・蟹沢きぬ(CV.金田まひる)
隣に住む幼馴染兼悪友。
底抜けのバカだが、開けっぴろげで、また精神的にタフ。
負けず嫌いで度胸は据わっているが、勝負になると大体負ける。
自分の名前が嫌いで、幼馴染たちには「カニ」と呼ばせている。
・椰子なごみ(CV.海原エレナ)
一匹狼で常識はあるが、気遣いはできない。
スポーツはできるが近眼。
その性格上クラスでも浮いているが本人は気にしていない。
・霧夜エリカ(CV.北都南)
ハーフのお嬢様。
容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万全と隙がないが、性格に難があるため恨みや嫉妬を受けやすい。
皆から尊敬と皮肉をこめて「姫」と呼ばれている。
・佐藤良美(CV.草柳順子)
エリカの親友。また、フォローにも回る損な役。
優等生で誰にでも人当たりがいいため人気がある。
愛称は「よっぴー」だが、本人は嫌がっている。
・大江山祈(CV.まきいづみ)
学園一のセクシー教師。
何も考えていないようだが、言うことが容赦ないので生徒には恐れられている。
が、本人もたいがいの問題児。
以下サブキャラ
・鮫氷新一(CV.ベジータ間寺司)
主人公の悪友にして幼馴染。
悪人ではないが、スケベでヘタレで楽天家でお調子者。
「フカヒレ」というあだ名で呼ばれている。
・伊達スバル(CV.柵間拓哉)
主人公の親友にして幼馴染。
見た目が怖いため、周囲からビビられているが本人は気にしていない。
主人公たちは数少ない親友にして幼馴染。
・橘平蔵(CV.アナゴ川中嶋悟)
学園の館長にして拳法部の顧問。
漢の中の漢であるが、外見より中身という意見で校則は厳しくない。
ぶっちゃけ、江田島さん。
・西崎紀子(CV.まきいづみ)
主人公の隣のクラスの女の子。
しゃべるのが苦手でなんでも「くー」としか話さない。
・村田洋平(CV.中本伸輔)
主人公の隣のクラス。
紀子の世話を焼く。
・土永さん(CV.川中嶋悟)
祈が飼っているオウム。
頭がよく、人語を解し操る。
・楊豆花(CV.海原エレナ)
・浦賀真名(CV.草柳順子)
主人公のクラスメイト
あん? 近衛素奈央?
んなこといわれても知りません。私はPC版しかやってないので。
正直あんまり興味もありません。
CG:A-
原画は白猫参謀さん。差分なしで101枚。(小窓CG、戦利品含めず)
基本的にはそろっていますが、ここに欲しいというところもしばしばありました。
(姫ルートの野球、なごみルートのドッチボールなど)
音楽:B+
わりかし微妙な感じですかね……悪いわけではないのですが、心に残る音楽が少ないですし、何よりゲームの雰囲気に合わせようと大げさになっていると思いました。
特にピンクタイムは安っぽいラブホテルみたいな音楽で……シリアス混じった濡れ場には合わないと思います。(後半のアレならともかく)
ただし、OPの「Mighty Heart ~ある日のケンカ、いつもの恋心~」とED「Isolation」はすばらしいです。特にEDはなごみルート、またはカニルート後に(単独で)聞くとクルと思います。
システム:A+
基本的にはに使いやすいです。
が、スペースキーがクリックと同じで、エンターがウィンドウを消すという普通とは逆のやり方なので若干戸惑うかもしれません。
私はこっちの方がやりやすいと思いました、
。
理想度:C
①主人公 ×
②出会い ×
③テーマ ○
④パラレル ×
⑤整合性 ×
⑥ヒロイン ×
⑦脇役 ○
⑧ハッピーエンド ○
●難易度
低いです。あって無きが如し。行き先選択形式ですし、ゲーム中の(クリアに関わる)選択肢はほとんどありません。あっても、すぐにわかるようなのです。
●攻略オススメ順
乙女さん→祈ちゃん→姫→よっぴー→カニ→なごみ
公式ではカニを一番先にすることを勧めていますが、カニかなごみをラストに持っていったほうがいいと思います。
●注意点
パロディまみれですので、そういうのが嫌いな人はやらないほうがいいでしょう。
また、ツンデレゲームではありませんので、そいうのは期待はしない方がいいです。
●感想
いい作品です。特に心に残るというわけではありませんが、話が必要以上に重すぎず、サクサクとやれます。
また、大笑いもできます。その大笑いはほとんどパロディに頼っているのですが、使いどころが秀逸で元ネタを知らずとも楽しめること請け合いです。
声優が豪華なところも吉。
勘違いしないでほしいのですが、このゲーム、ツンデレゲーじゃないです。
ツンデレといえるのは、なごみとカニ、まあ、無理やり入れて祈ちゃんぐらいのもんです。
悪い点は、濡れ場とゲームが解離しているところ。
よっぴールート以外ではほとんどの濡れ場が、余計とまでは言いませんが、ゲームと繋がっていません。
まるで同人誌読んでるかのような気分になりました。
エロゲーっていうぐらいなんだからエロを物語にも積極的に加えて欲しいお年頃。(ちなみに今変換が咥えると何度もなってしまった。エロいよね! 普段使ってるPCじゃないけど。ホントですよ?)
あと素直な疑問。なんであんな中途半端なところから始まるんでしょう?
以下ヒロイン別感想
・乙女さん
ED属性は「規律」
はいはい、約束約束。
とまあ、ネタバレ隠しもしないぐらいにハナっから落ちが見えてる人なのですが。
その落ちが秀逸だと思ったのはこれぐらいでしょうかw(フライングクロスチョップのこと)
物はやりようだと学ばせてもらいました。
てか、乙女さんは風呂場イベントといい、エンディングといい、ホントにお約束な人ですよね。
無難だけど悪くないルートですよ。
・カニ
強気属性は「悪友」
たぶん、メインヒロイン。
おそらく製作者はカニかなごみをメインとしているんだと思います。
ED曲にもありますが、ぬるま湯のような現状を破壊(打破ではなく)し、新たな未来へと進む物語ですね。
(ED曲のIsolationは『孤立』の意味。歌詞を考えると『独立』の方が意訳として適当かと思われますが)
この話はスバルによって話が進められるのでスバルが好きならお勧めです。
・なごみ
強気属性は「孤高」
メインヒロインその2。
カニルートが破壊されるのに対して、なごみルートは主人公の選択によって緩やかに崩壊していきます。
カニルートがしっかりと別れを見せているのに対してこちらはそれはないですね。
話を進めるのはフカヒレ。
私はフカヒレ話の進め方のほうがスバルより好きですね。
スバルよりもさりげないというか脇役してるなー、と。
同様の理由でフカヒレのほうがスバルよりもカッコいいとも思います。
まあ、ギャグ要員としても最高ですがねw
・姫(エリカ)
強気属性は「高飛車」
見た目派手な割にルートとしては地味ーな人。正直、よっぴーの前座です、私にとって。
未来を感じさせるエピローグ、及びエンディングには好感が持てるんですが、ちょっとその間の過程が唐突な感じがします。
エンディングとエピローグの間にまだまだトラブルがありそうというか。
高飛車さも前作、前々作の「姉、ちゃんとしようよっ!」シリーズの柊木要芽や「家族計画」の青葉のような感じではないので若干、強気属性にも納得がいかなかったり。
「高飛車」というより「我侭」って感じがします。「ゆのはな」のゆのはと同じような。
・よっぴー
強気属性は「???」
この娘はいつか単独で語りたいので今はオアズケです。
ただ、この娘は単純なヤンデレではなく、腹黒も混じっていますのでその辺は混同して欲しくなかったり。
・祈
強気属性は「天然」
えーっと、そんな人ヒロインに居たっけ?
いや、さすがに冗談ですが、そんぐらい人気が低いです。私も、この人のルートはあまり好きではありません。
こりゃ多分アレですね。エピローグがこの人は最悪です。
これじゃ緩やかなバッドエンドです。現在も無ければ未来も無く、怠惰というより堕落したな日常があるだけですから。
・幼馴染
誰も選ばなかった場合。つよきす2学期に繋がるらしいですが詳細は不明です。(やってないので)
これもある意味ゆるやかなバッドエンドですね。祈ちゃんほどではないですが。
ある意味では一番リアルなエンディングとも言えます。
堕落はしていませんが、怠惰な日常が続き、未来に向かわない……そんな感じです。
●最後に
飲茶さんから「地雷だ」とわざわざ言われたけど二学期どうしよう……
地雷扱いされたものほどやりたくなる、そんな困った子です。
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