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miyuki.jpg「お待たせしました。今日は各国の空母について哨戒したいと思います」
「管理人の持つ資料がやや偏っているので日本海軍の記述が他国よりも多くなると思いますがご容赦を」
「今回は随分長いねー」
konata.jpg「ホントは個艦別でやる予定だったからね。まあ、インターバルとしてはいいでしょ」
kagami.jpg「長すぎるわよ……インターバルとしては」
「管理人より。リクエスト及び質問があったら答えたい(応えたい)と思いますのでどんどん下さいとのこと」
konata.jpg「まず今日は、空母の黎明期……1920年代のから紹介するよ」

akagi_1938.png
航空母艦『赤城』
竣工:1927年
基準排水量:26900t
公試排水量:33821t
全長:260.67m
全幅:29.0m
吃水:8.07m
飛行甲板:190.2×30.5m(中段15m、下段55m)
出力:131200馬力
速力:31ノット
航続力:8000浬/14ノット

装甲:舷側250mm
兵装:20cm連装砲6基、20cm単装砲6基、12cm連装高角砲6基、機銃22門
搭載機:60機(戦闘機16機、攻撃機28機、偵察機16機)

miyuki.jpg「まずは日本海軍の『赤城』です。八八艦隊計画の巡洋戦艦の船体を流用することによって産まれました」
「改造艦ってわけだね」
miyuki.jpg「この時期の航空母艦というのは産まれたばかり。まさに試行錯誤で、『赤城』は特異な形状になることになります。それが(初期の)最大特徴『三段飛行甲板』です」
kagami.jpg「字面で大体は判るわ。飛行甲板が上中下、三枚あるんでしょう?」
miyuki.jpg「その通りです。上段は発着艦両用、中段から戦闘機を、下段から攻撃機をそれぞれ発艦するというものです」
「最上段の飛行甲板は全長190m、中段は15m、下段は55m」
「中段がやけに短いね」
konata.jpg「もちろん長さにも理由があるよ。飛行機は発艦よりも着艦の方が圧倒的に難しいから着艦用の甲板が一番ながくて、攻撃機は戦闘機と違って爆弾とか重量物を抱えてるから助走する距離も戦闘機より必要なんだよ」
「この仕組みによって、発着艦が同時に出来るようになる」
miyuki.jpg「ただし、中段には20cm連装砲と甲板があったため艦側からも飛行機側からも危険になるため中段甲板からの発艦は実際には行われませんでした」
konata.jpg「でも、この三段甲板って仕組みはすぐに廃れちゃったんだよね」
「どうして?」
miyuki.jpg「機体が大型化・高速化してきたせいです。大型の機体はそれだけ重量も重くなり、短い距離での発艦が非常に難しくなります」
「結局三段甲板は1938年の改装で改められた」
kagami.jpg「三段甲板ってのは、この時期の空母が過渡期で、試行錯誤を繰り返すことを示すものでもあるわけね」
miyuki.jpg「また、赤城は改装時に下向き煙突を採用しています」
「どうして、煙突なんかに凝るの?」
konata.jpg「下手なところに煙突を置くと噴出す熱気がもたらす乱気流が着艦の際に悪影響をもたらしたりするんだよ」
miyuki.jpg「改装前は排煙を上向きの小型煙突と下向きの大型煙突からしていた赤城ですが、改装後は大型の下向き煙突を右舷に設けました。また、改装後は中部飛行甲板の20cm連装砲及び艦橋は撤去されます」
konata.jpg「艦橋は煙突とは逆側に島型艦橋(アイランド)が設けられたよ。左側に艦橋があるのは日本の空母だと『赤城』と『飛龍』しかないから大きな特徴だね」
miyuki.jpg「もとが巡洋戦艦なので空母に必要な高速性も持っていました。日本の代表的な空母といえるでしょう」

kaga_1928.png
航空母艦『加賀』
竣工:1928年
基準排水量:26900t
公試排水量:33821t
全長:238.5m
全幅:29.6m
吃水:7.93m
飛行甲板:171.2×30.5m(中段?m、下段?m)
出力:91000馬力
速力:27.5ノット
航続力:8000浬/14ノット
装甲:舷側275mm
兵装:20cm連装砲6基、20cm単装砲6基、12cm連装高角砲6基、機銃22門
搭載機:60機(戦闘機16機、攻撃機28機、偵察機16機)

miyuki.jpg「同じく日本の『加賀』です」
konata.jpg「前々回も説明したけど、『天城』が関東大震災で修繕不能なほど大破したせいで代艦として当てられたのが『加賀』だったんだよ」
miyuki.jpg「加賀にも赤城同様に三段飛行甲板が用いられました。が、もとが戦艦なので若干低速で、そのため赤城とは異なる様々な試みが取り入れられます」
konata.jpg「代表的なのが煙突だね」
「また?」
kagami.jpg「これだけ試行錯誤しているってことは、排煙の問題はよっぽど大事なのね」
miyuki.jpg「そうですね。『加賀』は乱気流を少なくするため燃焼缶から煙が辿る道(煙路)を両舷に設けて艦尾まで導き、艦尾で排煙することで問題を解決しようとしました」
「でもこの方法は全然的外れで、当初の目論見とは逆効果だった」
「どうして?」
konata.jpg「あのね、ゆうちゃん。空母のパイロットは艦尾から着艦するんだよ」
「つまり……」
kagami.jpg「丁度着艦するあたりで乱気流が発生する、ってわけね……」
miyuki.jpg「また、煙路も重量にして100t以上になりますし、煙路の付近の居住区では熱気のために居住性が著しく悪化します」
konata.jpg「この時期には冷房もないからね。数百度の熱が通過する煙路の近くで生活するなんて……」
kagami.jpg「うわ……地獄ね」
「近くの居住区は40℃近くになったらしい」
「蒸し風呂だね……」
「改装工事によって煙突は赤城と同様の大型の下向き煙突で、煙路は撤去された。また飛行甲板を一段に変えた。ここまでは赤城と同じ」
miyuki.jpg「また、加賀は低速だったため、機関を換装することで出力を上げると共に、艦尾を延長して速力を上げました」
「艦尾の延長で速力ってあがるものなの?」
konata.jpg「船ってのは同じ出力なら細長い方が抵抗が減るんだよ」
miyuki.jpg「艦尾の延長によって飛行甲板も延長され、これによって艦載機の運用が楽になりました。また、若干低速でしたが、大きさが幸いし使い勝手は良かったようです」

289aea8e.png
航空母艦『ラングレー』
改造年:1922年
基準排水量:11500t
満載排水量:15150t
全長:165.3m
全幅:19.94m
吃水:5.18m
出力:6500馬力
速力:15.5ノット
航続力:12260浬/10ノット
兵装:12.7cm単装砲4基
搭載機:28~35機

miyuki.jpg「アメリカ海軍初の航空母艦、それがCV-1『ラングレイ』です」
konata.jpg「アンタ、バカア?」
kagami.jpg「エヴァネタは自重しなさいってば。しかも前々々回同じネタ使ったし
konata.jpg「ショボーン」
「ちなみに、ラングレイという名前は当時のアメリカの飛行船の権威」
konata.jpg「イギリスや日本と違ってある程度技術が出来てからの艦だしね。運用面での不便は特になかったみたいだよ」
miyuki.jpg「ただし、性能的には貧弱そのもの。特に空母にとって大事な速力は20ノットも出ないというものでした。また、小型でもあったため、大型機の運用が出来なくなり、1937年には水上機母艦に改装されました」
「ただ、ラングレイで訓練したパイロットたちは他の空母で大いに活躍することになった」
konata.jpg「そういう意味でも、ラングレイはアメリカ海軍初の空母の名に恥じない活躍をしたことになるかもね」
「もとは給炭艦だったんだよね?」
「そう……石炭を運ぶ艦。エレベーターをそのまま航空機昇降用にして、石炭庫をそのまま格納庫にしたりした」
konata.jpg「まあ……他人を真似てヤケドしたくなかったからね。体のいい廃品利用といえるかもね」
「ただ、それでもラングレーの功績は変わらない」
konata.jpg「うん、それはその通り」

lexington3.png
航空母艦『レキシントン』型
竣工:1927年
基準排水量:37681t
満載排水量:47879t
全長:270.7m
全幅:32.3m
吃水:10.15m
飛行甲板:268.2×27.4m
出力:180000馬力
速力:33.25ノット
航続力:10000浬/10ノット
装甲:舷側127~178mm、甲板32mm
兵装:20.3cm連装砲4基、12.7cm単装高角砲12基、12.7mm単装機銃8基
搭載機:74機
同型艦:サラトガ

miyuki.jpg「アメリカ海軍の航空母艦『レキシントン』『サラトガ』です。この二隻は『赤城』『加賀』と同様、三ヵ年計画と呼ばれる戦艦建造計画の巡洋戦艦の船体を流用して建造されました」
konata.jpg「基準排水量は33000t。全長は270m。この時点だと文句なしに世界一大きい空母だね」
「外見上の特徴はその大きな煙突。これは電気推進(ターボ・エレクトリック)という特殊な機関を採用したため

konata.jpg「あと、大出力を出すために缶をたっぷり積んだからだね。元が巡洋戦艦だったから七本も煙突を使って排気するはずだったんだけど、それを一本にまとめたからこんなに大きくなっちゃったんだよ」(6/18追記)

miyuki.jpg「全通一段飛行甲板、エンクローズドバウの採用など、先見性に優れた設計で、他国の空母のような大きな改造をすることなく大戦に参加することになりました」
「エンクローズドバウ?」
konata.jpg「エンクローズド・バウっていうのは艦首と飛行甲板が繋がって一緒になってる=密閉(クローズド)されている艦首ってことだよ。これによって重量削減や波頭に対する強度の強化、気流の整流の良化などの効果が得られるんだ」
miyuki.jpg「また、エンクローズド・バウは巡洋戦艦としての船体と空母としての船体を繋ぎとめるという目的もあったようです、米海軍の試行錯誤でもありますね」
konata.jpg「赤城や加賀にも共通してるけど、レキシントン級で特に顕著なのが元が巡洋戦艦だったが故の難点かな。基本的なレイアウトが空母じゃないから、船体中央部に給排気スペースがあって格納庫のスペースを圧迫したり、巡洋戦艦の時代から高かった舷の上に格納庫+飛行甲板を載せたせいで復元性に難があったりしたんだ」
miyuki.jpg「それでも、その大きな船体……全長270.7mは戦艦『大和』よりも長いんです……は、何にも耐えがたい利点で、米軍には珍しい閉鎖型格納庫という点もあいまって荒天時の運用は米軍空母随一だったようです」
kagami.jpg「大きさが幸いしたのは『加賀』と同じね」

Bearn.png
航空母艦『ベアルン』
竣工:1927年
基準排水量:22146t
満載排水量:28400t
全長:182.6m
全幅:27.1m
吃水:8.4m
飛行甲板:182.6×35m
出力:37200馬力
速力:21ノット
航続力:6000浬/10ノット
装甲:舷側83mm、甲板25mm、飛行甲板75mm
兵装:15.5cm単装砲8基、7.5cm単装高角砲6基、37mm単装機銃8基、55cm水中発射管4門
搭載機:40機程度

miyuki.jpg「『ベアルン』はフランス海軍が建造した空母です」
kagami.jpg「今まで見てきたのが速力30ノット超がザラなのに比べて遅いわね」
konata.jpg「ベアルンはレキシントンや赤城みたいに『巡洋戦艦』からじゃなくて『戦艦』からの改造だったからね。この時期の日本みたいに25ノット超の戦艦なんて高速戦艦の時代だから20ノットでも戦艦としては遅くは無いんだけど……」
kagami.jpg「空母としては遅かった、ってことね」
konata.jpg「それでもベアルンは他国と劣らないほどの能力を持っていたんだよ」
「どうして? 空母に一番必要な高速性が無いのに」
konata.jpg「設計思想……というより、採用された装備・アイデアが優れていたんだよ。ベアルンに採用されたアイデアは現代にも残されてるよ」
「海水を利用して排煙を重くして冷却する装置、緊急発進時の作業効率を上げるための3基と多いエレベーター数、鋼索横張り式の着艦制動装置、島型艦橋と一体化した煙突などなど……」
miyuki.jpg「ここで採用されたアイデアは後に米英日三大海軍の空母にも多く採用されています。フランスとしての意地を見せた艦といっていいでしょう」
「ただ、フランス海軍は伝統的な水雷重視もあいまって、空母の運用にはあまり熱心じゃなかった。ベアルン以降は空母をもっていない」
「せっかく先進的だったのに……」
kagami.jpg「もったいないわね……」
konata.jpg「それだけ次代の戦力が何かを見抜くのは難しいってことだよ」

Eagle_1939.png
航空母艦『イーグル』
竣工:1920年
基準排水量:22600t
満載排水量:26000t
全長:203.5m
全幅:32m
吃水:8.1m
飛行甲板:198.9×29.3m
出力:50000馬力
速力:24ノット
航続力:4000浬/18ノット
装甲:舷側114mm、飛行甲板38mm、甲板38mm
兵装:15.2cm単装砲9基、10.2cm単装高角砲4基、7.7mm連装機銃2基、53.3cm水中発射管6門
搭載機:25機程度

miyuki.jpg「『イーグル』は1918年、チリ海軍の戦艦『アルミランテ・ラトーレ』を買い取り、その船体を流用して建造されました」
「『イーグル』は『フューリアス』『アーガス』の経験を踏まえて大型の島型艦橋(アイランド)と全通甲板を持った空母だった」
miyuki.jpg「島型艦橋は非常に実用性が高く、各国の空母の艦橋は島型艦橋を基本的に採用することになりました」
konata.jpg「あと、鋼索縦張り式の着艦制動装置を装備していたけど、ベアルンの運用実績を踏まえて、1926年に横張り式に変更されたよ」
「低速だったけど、大型かつ、イギリス海軍が複葉機を運用していたこともあいまって航空機の運用には不便しなかった」
konata.jpg「ただ、元がチリ海軍の戦艦だったから、艦内の一部がスペイン語、メートル法(イギリスはインチ法)で表記されてて乗員は困ったみたいだね」
kagami.jpg「なかの人は大変ね」
「なかの人など居ないー」
kagami.jpg「いや、居るって」
miyuki.jpg「イーグルの成功でフューリアスも改装されました。この時機のイギリスはまさしく空母先進国ですね」

(アイコン無し)
航空母艦『カレイジャス』型
竣工:1928年
基準排水量:16500t
満載排水量:27000t
全長:239.7m
全幅:27.3m
吃水:7.6m
飛行甲板:180.1×30.5m
出力:90000馬力
速力:30.5ノット
航続力:5850浬/16ノット
装甲:舷側76mm、甲板25mm、飛行甲板50mm
兵装:12cm単装高角砲16基、2ポンド(40mm)単装ポンポン砲4基
搭載機:42機程度
同型艦:グローリアス

miyuki.jpg「『カレイジャス』型航空母艦は『フューリアス』の準同型艦として建造されましたが、主砲口径が15インチと大口径だったため、戦艦枠に引っかかり、航空母艦に改造されました」
konata.jpg「『赤城』『加賀』と似ていて……というより日本が真似たんだけど、『カレイジャス』型二隻は二段甲板を採用しているよ。長さの短い下段を発艦専用にしてね。もっとも日本と同じで失敗に終わってるんだけどね」
「ただし、日本と違い改装が行われなかった」
miyuki.jpg「そのため、下段甲板が邪魔になり、サイズの割に格納庫が小さく、結果として搭載機が少ないのが特徴です。『カレイジャス』型空母と『フューリアス』は同じ点で問題を抱えていたため、大戦時には大型機の運用に無理が出ていました」
「余談だけど、カレイジャスは英海軍初の喪失空母、グローリアスは唯一艦砲射撃で沈没した英正規空母という不名誉な記録も持っている」
「『勇敢(カレイジャス)』『栄光(グローリアス)』の名前にはふさわしくない最後だね……」
konata.jpg「戦争ってのは何が起こるか判らないからねー……」

miyuki.jpg「さて、ここまで見てきた黎明期の空母にはある特徴があるんですよ」
「それは?」
konata.jpg「うーん、そーだねー。とりあえず、大戦中の日米の主力空母のスペックを見ればある程度分かるかな?」

essex.png
エセックス型航空母艦(米)
竣工:1942年
基準排水量:27100t
満載排水量:34550t
全長:260.6m
全幅:28m
吃水:8.53m
飛行甲板:268×36.8m
出力:150000馬力
速力:33ノット
航続力:16900浬/15ノット
装甲:舷側64~102mm、甲板38+64mm
兵装:12.7cm連装高角砲4基、同単装高角砲4基、40mm4連装機銃10~18基、20mm単装機銃56~62基
搭載機:90~103機
同型艦:24隻

shokaku_1941.png
翔鶴型航空母艦(日)
竣工:1941年
基準排水量:25675t
公試排水量:29330t
満載排水量:32105t
全長:257.5m
全幅:26m
吃水:8.87m
飛行甲板:242.2×29m
出力:160000馬力
速力:34.2ノット
航続力:9700浬/18ット
装甲:舷側45~165mm、甲板100~130mm
兵装:12.7cm連装高角砲8基、25mm3連装機銃12基
搭載機:常用72機(戦闘機18機、攻撃機27機、爆撃機27機)、補用12機
同型艦:瑞鶴

Illustrious_1941.png
イラストリアス型航空母艦(英)
竣工:1942年
基準排水量:25675t
公試排水量:29330t
満載排水量:32105t
全長:230.8m
全幅:29.2m
吃水:8.9m
飛行甲板:242.2×29m
出力:111000馬力
速力:30.5ノット
航続力:14000浬/10ノット
装甲:舷側114mm+114mm、甲板63.5~114mm、飛行甲板110mm
兵装:11.4cm連装高角砲8基、2ポンド(40mm)8連装ポンポン砲6基、40mm機銃20門、20mm機銃45門
搭載機:格納庫33~45機、露天継止18~20機
同型艦:ヴィクトリアス、フォーミダブル、インドミタブル 

「うーん……」
kagami.jpg「飛行甲板の大きさ……はどちらかというと船体の大きさに由来してるみたいだし……」
「……あ、わかったー」
konata.jpg「お、予想外の人物」
kagami.jpg「え゛!」
konata.jpg「うわ、かがみん凄い声出したね」
kagami.jpg「い、いや、ちょっとびっくりして……(だってアホの子グランプリ第三位なのに)」
konata.jpg「ま、つかさに先に答えられるとなんか負けた気になるよね」
「ううー、こなちゃんのくせにー。お姉ちゃんもひどいー」
kagami.jpg「ご、ごめんね。他意はないのよ、他意は」
konata.jpg「で、つかさ、何がわかったの?」
「あのね、後半の三つは『高角砲』と『機銃』以外の武装が無いんじゃないの?」
kagami.jpg「どういうこと?」
「えっとね、『鳳翔』とか、『赤城』とか、『ベアルン』とかだと、14cm砲とか、20cm砲とか、なかには魚雷発射管とか、つまり『高角砲』じゃない兵器が積んでるけど、後半のはそれが無いってこと」
konata.jpg「おー、つかさ正解だよー。よくわかったね」
「えへへー」
「黎明期の空母はほとんどが巡洋艦程度の主砲を有している。つまりある程度の水上交戦能力を有している」
「それ以降の空母は違うの?」
konata.jpg「全く持っていないって事はないけどね。それでも翔鶴型空母もエセックス型空母も持っているのは12.7cm高角砲。水上砲戦能力だけなら14cm砲を持った鳳翔の方が上かもね」
「どうしてそうなったの?」
miyuki.jpg「空母というのは元々偵察用のユニットだったんです。各国海軍はそれまで巡洋艦や通報艦が負っていた『敵を発見してその位置を主力艦隊へ知らせる』という役割を空母に負わせようとしたんです」
kagami.jpg軍用機が発達したのは偵察機としてだった、って話があったわね。それを考えれば当然か」
「それにこの頃の航空機のパワーは貧弱……大きな爆弾や重い魚雷を運ぶようには出来ていない」
「だから、その航空機を扱う空母は偵察として使おうと考えたってことだね」
「そう。アメリカ海軍で空母を表す記号はCV……これはVが航空機を表す象形文字で、Cはクルーザー、つまり巡洋艦の意味
miyuki.jpg「偵察戦力である空母は単艦……一隻だけでも行動する可能性があります。相手に存在を悟られないために、ですね。ですが、もちろんそんなときに不意の戦闘が起きる可能性も否定できません」
kagami.jpg「つまり、空母の主砲はその不意の事態に備えた装備……ってわけね」
miyuki.jpg「その通りです」
kagami.jpg「つまり無くなったのは……」
不意の自体に陥る可能性が低くなったということ」
「どうして?」
konata.jpg「航空機の性能が伸びたからだよ。単純に偵察ユニットと考えても航空機が遠くまでいけるようになった、つまり遠くから敵を発見出来て、予想外の近場に居る可能性が低くなったってことだね」
kagami.jpg「使うものでそれを使用する側も変わるってわけね」
miyuki.jpg「その通りですね」
konata.jpg「といったところで今回は終わるよ」
「次回はなにやるの?」
konata.jpg「次回は日本海軍の軍艦設計に大きな影響を及ぼした事件とその影響を受けた艦について説明するよ」
「それではまた」
なお、今回以下のサイトよりアイコンおよび画像を使用させていただきました。
モアイ部さま
アイコン&お絵かき工房 

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コメント
キター
ついに空母の回来ましたー。
楽しみにしていたのでさっそく拝読いたしました~。
この頃(黎明期から大戦期)の空母はほとんどプラモデルで作成してテーブルとかピアノの上に並べて第三艦隊! とかやってましたねー。
あいにくと、全部阪神の震災で灰燼に帰しましたorz
おそるべし天変地異!
【2008/06/11 07:28】 NAME[アヒル] WEBLINK[] EDIT[]


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好きな作家さんは藤子・F・不二雄、前田珠子、新井素子、吉岡平、横山信義、林譲二、橋本純あたり。
好きな音楽は海援隊などのフォーク、中島みゆきなどのニューミュージック。あとはLiaさんや新良エツ子さん、じまんぐさん、Sound Horizon(一期、二期両方)、Suaraなど。
歌じゃないのなら地中海風というかラテン風、イタリア風とテクノっぽいのやカントリー音楽。ピアノ音楽も好き。

意見、感想、訂正、批判、罵倒などコメントお待ちしております。
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