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軍事・ヤンデレ・ギャルゲ・音楽・小説などを勝手に
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先日、ようやく四巻を手に入れたので感想。
ちなみにですが、トラブルがあったらしく打ち切りで完結しています。
後にしけたみがの(現・野上武志)さんが同人誌で完結編を作っています。


はっきり言ってしまいますが、出来はいいとは言いがたいです。
まず、絵が描きなれてない感じ。
今の野上さんも若干のコレジャナイ感があって戦車の絵上手いほうとは言いがたいのですが、それでも魅力はあります。
が、「鋼鉄の少女たち」で描かれている戦車は悪い意味で泥臭い。
言ってしまえばチャチい。まるで出来の悪いプラモのようで。
スカラベなんかは描きようによっては私のような変態兵器大好き人間のツボにはいるいい意味で泥臭くチープな感じに仕上がったと思うのですが。
そして、これは今にも言えるんですが……「白い」んだよなあ。絵が。
上手いとか下手とかじゃなく純粋に描きこみが足りない。
背景やトーンが少なく全体的に白い。
もちろん、白いのでいい場合もありますけど、この漫画のこの内容ならこの白さは絶対にあってない。

絵はこの辺にしましょう。もっと問題なのはストーリー。
下の話とかはいいんです。少なくとも私に拒否反応といえるほど強いものはありません。(ただ、掲載雑誌を考えると誰得で読者層がつかめていないと言えますが。)
キャラクターもそれなりに魅力的だし、個々のエピソードもなかなか。
ただ、テーマを欲張りすぎ
何が書きたいのか不明瞭……というよりは、多分全部書きたいんだろうなぁ。
「戦場の女性」「凄惨な戦場」「前線で成長する兵士たち」「戦争犯罪」「大砲撃戦」「王家」「クーデター」「末期戦」「兵器や戦術の展開」
ぱっと見て取れるだけでこれだけはありました。
無論、すべておこりえることです。
すべてが起こっても不思議ではありません。
モデルの国がドイツっぽいということを考えても全部内包してるでしょう。
むろん、相性のいいものを複数詰め込むというのはありでしょう。
でも、これだけのものをひとつのシリーズに詰め込むのは絶対に不可能
結局、どれもこれも中途半端になってしまっています。
悪い意味で陰鬱になってるんだよなぁ。陰鬱なのは別にいいんですが。
一番は、むしろ余計な感情描かずに淡々と書いてしまってた方がかえってクルものがあったのかもしれないなぁ、と。
主人公たちのキャラが濃いだけに、いろんなことが嘘っぽく感じてしまうってのが評価できない原因なのかもしれない。

それにしても、いやだなぁこんな国。
ドイツとソ連とイギリスと日本の悪いとこどりみたいなwww

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島本和彦の傑作漫画家漫画。
私の愛読書にしてバイブルの一つです。
多分に漏れず、私もこれから島本和彦にハマりました。
新の九巻以外はすべて持ってます。(なぜか、これだけ何処の本屋を探してもなかった)
黒バラホステスの話、漫画専門学校で講師をする話、野球勝負の話、ラジオで人気歌手と話す話、「からぶりサービス」最終回の話、からくり逆境サーカスナインなどなど印象に残ったエピソードをあげると枚挙に暇がありません。
最近出た「クロニクル」は良かったですね。私が好きなエピソードが多く載っていました。

で、本題と言いますか。最終回の話。
クロニクルに載っていた「真・最終回」も含めて。
雑誌掲載分、というか単行本に載っていたものは本当に衝撃でした。
「まさか、こう来るとは!」といった感じで。
巻末の読者お便り、というよりは解説にもありましたが、まさに捨て身。今までのがド直球160kmのストレートだとしたら変化球、それも魔球のビーンボールスレスレといった感じで。
数日はショックが抜けれませんでした。
……とはいえ、今までの「吼えろペン」にこういうものがなかったわけではないんですよね。
たとえば、元プロボクサーのつまんない原作の話とか、カッコウ編集の話とか、シュリンパァの話とか、新だと映画の話とかラジオの話、著作権フリー漫画なんかもなかなかのデッドボールだったと思います。
……というより、題材が題材なだけに「何か」あったときは感情がもろに出やすいからこそデッドボール気味なのが多いような気も。
で、クロニクルに載ってる暴露漫画を見たところ案の定何かあったようですね。納得。
とはいえ、真最終回のほうもなかなか捨て身でしたが。ヤンサン廃刊ネタですからね。
ただ、無印吼えろペンでも最終回は引き抜きで廃刊寸前の雑誌を巻き返す話だったので、真最終回の雑誌廃刊ネタというのはある意味バランスが取れてるかもしれませんねw
シリアスな話でギャグ少な目、笑う話ではなかったんですが「後ろ向きなことを言って叫ぶのは、後ろ向きなマンガで食っているやつに任せてやれ!!」のせりふは「あれ? 自虐か?」と思って思わず笑ってしまいましたがw
なんにせよ、まだコンビニ等で売っていると思うので単行本を持っている人にも持っていない人にもお勧めですよ。買うならお早めにどうぞ。
……それにしても「編集長は漫画家のところに来ない」とか言ってる割に、小室、もとい星さんはよく来てるようなww


最初に言っておきますが、私はこういう便乗商法というか本編とは直接関係ないものを売る商売は嫌いです。
消費者に「どうせお前ら関連商品だしときゃ買うだろ?」みたいに言われてるようで馬鹿にされてる気がします。
そういう意味で、アマゾンで星一つのレビューをつけてる人たちの意見には私も賛成です。
ハルヒの名がなければそこまで売れた本とも思えないし、ハルヒ本としては同人誌レベル。ファンにはまったくオススメできない。




で、それはおいといてこの「長門有希ちゃんの消失」の感想。
面白い!
え? さっき否定してたじゃないかって?
私はああいう商売の仕方が嫌いなんであって、それと作品の中身は別物ですよ。
これ、私は本編より好きですね。
タイトルで勘違いされそうですが、これ消失長門の一日みたいな本じゃないです。
消失長門っぽいですが、あれとは別物ですね。
だいたい消失とはみくるとキョンの出会い方もキョンと長門の出会い方も違いますし。
一言でいうと、普通のラブコメです。
ちょっと無口で大人しい女の子長門有希とキョンの、至極まっとうでなんの捻りもないラブコメです。
だが、それがいい。
ただ、不安なのは一巻のラストにハルヒがちょっと出てきたこと。
頼むから本編とリンクとかさせないで欲しい……
これはこれだからいいのであって本編とリンクすると「なんだかなぁ……」という気分になること請け合い。

キャラクターはやっぱり朝倉さんがいいなぁ……
いいよね、保護者。
あ、私はまだエンドレスエイト許してませんよ?
あれのせいで朝倉さんの出番がなくなったのだから……
え? 映画版消失?
おいおい。田舎に公開されてる24の映画館の一つがあるとでも思ってるんですか?
あるわけねーだろ。
公開されてたらとっくに行ってるわー!


・狼と香辛料
ようやく一巻が手に入ったので読みました。
……うん、普通におもしれー。
大きな感動はそこまでないんですが、ゆるやかーに話が進みながらしっかり山というのもありますし盛り上がりもほどほどに。
何より自分が関心したのは説明の仕方が非常に上手いこと。
たしなむ程度には経済のことも分かるつもりですが、過不足なく非常に上手い説明。
分かりやすく、物語の流れも崩さない。
余談ですが、架空戦記作家なんかはこの辺下手ですね。
数ページに及ぶ作家の主観を大いに混ぜた説明とか、一ページにも及ぶ演説かとでも思うような登場人物の説明とか割とザラですから。
この辺は是非とも自分も真似したいですね。
そのうち二巻以降も買います。
久しぶりにいい買い物しました。


・ゼロの使い魔15~17巻
……そろそろストーリーが展開してもいいんでないかい?
一応戦争は終わったにしろ、相変わらずの痴話げんかで正直引き延ばしにしか見えず。
でも、見所はありますよ。
なぜか誰も触れないけど、マルコリヌってこんな濃いキャラだっけww
彼ってば、いいとこ友人Cの位置だったはずだけどw
彼のために読む価値はあるかもしんない。


・小さな国の救世主
とりあえず二巻まで。恐らく今後読まないけど。
話自体はいつもの鷹見。それなりに面白くはあるんだけど……
正直ツッコミどころはありますよ。粗は見つかります。
ただ、細かい粗より気になるのが、本編でもあとがきでも読者批判があること。
本文で「自分の常識は他人の非常識」とか「自分の知らない世界がある」とか批判する感じで言いながら、あとがきでは「自分がそうだと信じてるから否定されても笑ってられる」とか言っちゃうのってどうよ?
うがった見方かもしれないけど「俺は誰かを世界が狭いといって批判するけど、誰かが俺にそういうのは認めん」って言ってるようにも聞こえたり。
いらんこと言うなよ。
ってか、一巻のあとがきね。
俺は二巻から買ったからほのぼのファンタジーだと思って買ったんだよ!
買った時点じゃあんたの名前も知らなかったしな。



『まけた側の良兵器集』
があまりに良かったので、こが先生の商業デビュー作も買ってみました。
と思ったら第三弾が出てたよ!
やっぱりいいんだなぁ。ファンは多いみたい。

ところで、これ最初は読み間違えて「まっきの水子兵器」だと思ってました。
つまり、太平洋戦争末期に流産したような兵器を中心に書いてるのかと。だから、表紙に二等輸送艦が書かれているのを?と思ってたんですが……
「まつご」で「末期の水」と「水物(予想しにくい)」とをかけてるんですね。

まえがきで、日本軍の人気勢力図といい、
大和 零戦 紫電改 震電 疾風 瑞鶴 隼 赤城 長門 雪風 伊400 96%
八九式12.7cm単装高角砲 伏龍 回天 特四式内火艇 白菊 四式奮進弾 秋水 4%
とかいていて噴きましたw
でも、確かにそうだよなぁ。
こが先生自身もおっしゃってるけど、戦ったのは人気のあるもの・メジャーなものだけじゃない、メジャーなものばかりに光を当てるのは不公平。
ただ、一つ言わせて貰えば秋水は前者側だと思う。
そして後者のほうが圧倒的に知らない、知られてない。
例えば、二等輸送艦なんか(今でこそ知ってますが)以前はその名前から戦時標準船かリバティ船と思っていました。同じような勘違いをしたことのある人も多いのでは?
割と「軍艦名鑑」見たいな本ではさらっと流されることが多々ありますからね。

どちらかというと解説よりもマンガが主ですね。
約半分強ほどがマンガでした。
扱ってる兵器は「秋水」「二等輸送艦」「蛟龍」「九六式25mm機銃」「特四式内火艇」「伏龍(仮称五式撃雷・簡易潜水器)」「Mk25機雷」「四式20cm奮進砲」
白菊も扱ってることになってますが、これはマンガのみの登場です。
特に、特四式内火艇と伏龍は特にお気に入りのようで解説にも力が入ってますしマンガにも複数回登場します。
意外と知らないことが書いてあって思わぬ収穫。とともに、自分もまだまだだなぁと思ったり。
例えば、特四式内火艇。陸に上がれる運貨艇という発想で作られたらしい。私は今まで竜巻作戦のほうが先にあったものだと思ってました。
海軍の攻撃偏重主義の塊だとばかり。違ったんですね。
あとニ等輸送艦の見開き、棒機雷の見開き、25mm機銃の見開きなど他では絶対に見られないものもあったり。
こがさんには、今後もぜひともこういう路線で言ってもらいたいですね。


追悼を表して中里さんが原作の漫画を数冊買ったので、しばらくはこの感想とかを書きます。

軽巡洋艦「三瀬」は米軍から「稲妻アサヒ」と呼ばれ潜水艦ハンターとして恐れられていた。
「三瀬」の守護神、艦魂と艦長浅羽少佐の太平洋戦争をめぐる物語。

分かる人にわかる言い方をするなら、中里さんの過去作である「戦艦越後の生涯」を今風にアレンジしたもの。
ただ、オカルト的なものではなく、艦に女性の魂を乗り移させて……という、どちらかというと空想科学的な話です。
一時期Web架空戦記で流行した艦魂ものですが、さすが始祖ですね。
面白いです。
ただ、今回は歴史を変えるタイプの架空戦記ではなくどちらかというと「歴史の裏であんなことが」タイプです。
空想科学的といいましたが、オカルト的要素も混ざってますね。
死んだ人の幻とか、霊とか……
破天荒な架空戦記が好きな人にはオススメです。
こういうのにリアリティがどうこうとかいうのは野暮ってなもんですね。
ただ、個人的に残念なのはスペックとかがあんまり表記されていないこと。
私自身スペック厨なのでまともに表記されてるのが表紙裏で三瀬だけが、ってのは残念。
ちゃんと「バルチモア級」と表記されていた「ゴッサム」はともかく、他の架空艦……「愛鷹」とか「翔鷹」とか「メトロポリス」とかのデータが是非欲しかった。
個人的に良かったのは、天山攻撃機に活躍の場があったことですかね。
流星や彗星に比べて扱われることが極端に少ない名機ですから。


架空戦記のほうでは最近話題作だったので読んでみました。
正直期待はしてなかったけど。

見事に期待通りだったね。いや、それ以下。まさに核地雷。

ストーリーを説明すると
「最新のウォーシュミレーションゲームに山本五十六役として採用された女子高生が策をこらして連合軍サイドに勝とうと知略を凝らす」というもの。
設定だけ見ればむしろ好みだったのに。

何が悪いって、主人公がチートキャラ。それも頭脳タイプの。
いや、それ自体は悪くない。私だって、頭脳タイプのチートキャラ嫌いじゃないし。

悪いのは、主人公が大して知略を凝らしていない、むしろ周囲や敵が馬鹿なだけだということ。
同様の理由で私は田中芳樹が大嫌いなんですが、周囲の人間は自分で考えずひたすら主人公に同意し、主人公すげー、さすが主人公と言ってるだけ。
太鼓持ちにしかなっていない。
敵は敵で馬鹿しかいない。
だいたい、主人公側が今から卑怯なことしますよー、とこれ見よがしに見せているのに対して、連合国側のTOPが「潜水艦なんかでちまちま勝って楽しいか?」と聞くような具合。
どーせこれから「卑怯だ!」→「戦争に卑怯なんてあるかw」っていう展開があるんだろ。
頭脳系チートキャラを魅せるのに相手を馬鹿にしてどうするんだ。
それはお前の頭がいいんじゃない。相手が馬鹿なだけだ。

将棋で例えるならプロの圧倒的な力を見に来たはずなのに、やっていたのが飛車と角しか動かさない素人に単純棒銀とか原始中飛車を覚えた素人が買ってる図。
そりゃ、前者に比べりゃ後者は比べ物にならないぐらい強いかもしれないけど、後者がチートキャラなんじゃなくて前者が戦術を使えないだけじゃねえかと。
それで周囲がやることは後者を褒め称えることのみ。
お前ら脳みそ持ってないんかと。

さらに言うなら、それで主人公が偉そうなのがまた腹が立つ。
人生経験もないてめーがその程度の能力で他人を馬鹿にする資格があると思ってんのか。

……ていうか、ホントはチートキャラってちゃんと書くのはすごく難しいタイプだと思うんです。
なのに、世の中はこんなにチートキャラ主人公が溢れてる……当たりの確率は推して知るべきですね。



あ、あとどうしても作中で見逃せなかった文章。
いや、歴史考証とか軍事考証とかではなく

「『ちょっと運がいい』『ちょっと背が高い』『ちょっと勉強ができる』『ちょっと日本一になった』 それぐらいでチョヅくな?笑わせるんじゃないわよ。あんたらはその『ちょっとの差』を埋める努力もしないで自分と相手の差はちょっとだけと死ぬまで自分を慰めていくのよ!」

背は関係ねーだろ、背は!
どう努力しろってんだw




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好きな作家さんは藤子・F・不二雄、前田珠子、新井素子、吉岡平、横山信義、林譲二、橋本純あたり。
好きな音楽は海援隊などのフォーク、中島みゆきなどのニューミュージック。あとはLiaさんや新良エツ子さん、じまんぐさん、Sound Horizon(一期、二期両方)、Suaraなど。
歌じゃないのなら地中海風というかラテン風、イタリア風とテクノっぽいのやカントリー音楽。ピアノ音楽も好き。

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