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軍事・ヤンデレ・ギャルゲ・音楽・小説などを勝手に
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面白いか面白くないかで言えば面白いです。
実に私好みです。
ただし、アマゾンのレビューでも語られているようにタイトルに偽りありです。
というよりも、私はやりたいことと書いていることが乖離しているように思えました。
後書きで言っていることを考慮するに、この人が好きなのは「普通のメディアでは活躍が見えない兵器にスポットを当てる」なんだと思います。
この辺をやってるのは、野上武志さんの「月の海のるあ」とかですね。

この作品は「零式水上観測機」という軍オタ以外はほぼ知らないであろう傑作機を主役にしています。
「濃爆オタク先生」で出た妄想「ザクレロ量産!」もこの「スポットの当たらない兵器にスポットを当てる」に近いものがあると思います。


一方この作品でやってるのは「使えない旧式兵器をどうにかして使えるようにする」
使えない旧式兵器にどうしようもなく萌えるのはある種の軍オタの性です。そして私もその一人です。
扶桑がね! あの艦橋がね! たまんないよね!
もちろんですが、使えない・弱いのは事実として判っています。我々は判った上で萌えているわけです。
ですが、そのことを理解しない人は弱いという事実を持ってして兵器そのものを馬鹿にしたりします。
「20~30年も世代が離れてるものを単純比較して弱いとかアホか、死ね」と言いたい。
で、それに対するある種の回答が「使えない旧式兵器をどうにかして使えるようにする」なわけです。
例えば、扶桑に長距離対艦ロケットを積んでみたり、チハの主砲を88mm砲にしたり……
この作品でやってることはそういう類のことです。
なので「量産型はダテじゃない!」というタイトルが間違っているわけです。
旧式の使えない兵器がたまたま量産型だっただけであって。

ストーリーですが、これは割かしベタそのものですね。
一つ言えるのは「ヒロインはナンブだろう」という事だけですw
もうこれは、ドラゴンボールZのヒロインがベジータであることや、パンプキンシザーズのヒロインが伍長であるのと同様事実ですw
友人にも話たんですが、こういう外見が無骨な機体大好き。
こういうもののカッコ良さは工事現場の重機につながるものがあります。
一応、作者が書いてるヒロインはヘキサなんでしょうが……なんというか、今流行りの被害妄想が強い暴力インスタントツンデレでしたね……私は好きではないです。
ともかく、ストーリーはベタな熱血少年漫画という感じです。
素直におススメ。
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読んだの自体は結構前なのですが、このたびドラマCDが出るそうなので、いい機会なので感想でもと。
元は原作ライターの嵩夜さんが自身の同人サークル「八王子パルサー」から出したゲームの後日談的同人誌で、それを加筆修正したのが今作です。

個人的には、良くも悪くも原作者が書いた後日談、と言った感じでした。
正直、小説単品として読めなくも無いのですが、いまひとつですね。
まず、逆転姉妹とか銘打ってる割に全然逆転でもないです。ただ単に薫子のほうが背が高いだけです。奏ちゃん、けっこうしっかり「お姉さま」してます。
あ、でもよく考えると、奏ちゃんが世話好きな点がそうなのかもしれません。確か本編に妹が姉の世話をする云々みたいな描写があったような。
でもこの点をゲームで描写できていなかったから「逆転姉妹」という言葉に違和感を覚えるのかもしれません。
ただ、原作ファンが買って喜ぶかというとそれも微妙です。
なにしろ、前作のキャラが由佳里と奏しか出ていないですから。
キャラ萌えだった人は止めといたほうがいいでしょう。
また、原作と少々違って「主人公」が明確でない感じです。一応薫子が主人公なのですが、群像劇ちっくというか。
ただ、原作の雰囲気というか、空気は受け継いでますよ。この辺はさすが原作者ですね。
原作の6~9月あたりの、なんとも言えないまったりした雰囲気。
それが好きな方にはおススメですね。
借りてみたので感想でも。
出たときは、まとめて借りた少林サッカーと続編のような扱いだったけど(実際そのつもりでまとめて借りた)、実際はまったくの別物。というより少林サッカーのつもりで借りると違うなあって感じ。(でも「サッカーなんかやめだ!」と言ってボールを踏み潰すシーンなんかは意識して作ったんだろうなあ。主演監督同じだし)
でも面白いですよ。
少林サッカーはB級のハリウッド映画のパワーアップ版って感じだったけど、こっちはむしろ中国映画らしい中国映画。
武術アクションの中国映画にハリウッド的演出で肉付けって感じでしたね。
すごいと思ったのは、ギャグシーンが伏線になっているところですかね。
ヒロインに関する伏線は見え見えすぎるほどだったんですが、豚小屋砦の大家夫妻とかはすげえと思いました。(でも前半の重要人物をあっさりはずしたのはビビった)
中国映画らしく、ストーリー展開がやや遅めですね。何しろ、主人公が活躍するのは後半も後半。100分弱の映画で70分以上過ぎてのことですから。
大家夫妻とか火雲蛇神とか主人公の相棒とか魅力的なキャラ満載。
オープニングの仁侠映画のような展開からは想像できないような激しいコメディアクションでした。
大げさすぎるきらいはあるにせよ、派手で華麗な面白い映画でした。

三巻を買ったので感想をー。

えーっと、いや、うん。
あの、言葉に困る漫画です。

「万人にはオススメできない」って言葉がありますけどこの漫画は違いますね。
「万人にオススメできない」のほうが正解w
なんつーか、どっかでなにかを一周しちゃった人しか楽しめないと思うw

あ、私は大好きですよ。はい。この辺からある程度察して欲しい気もするww
一言で表すとしたら、「ウルトラマンの舞台効果で女子プロしてみた」が一番かなぁ。

シュールで分けのわかんないギャグとウルトラマン等の巨大怪獣特撮のお約束の応酬。
「父さん……、お父さん、娘さんを私にください」「うちのかい」とか、「魔法のブレスレットさん、略してマブさん」とかw
臍矢さんかわいいよ、臍矢さん。
いや、かわいいのはペソマルク星人だったww

……なんでもかんでもかわいいって言ってりゃ許されるとでも思うなよ、私。
きぐるみの中にきぐるみとかわけわかんねえww
一番笑ったシーンは臍矢さんのきぐるみをペソマルク星人が脱ぐところですねぇ。
「えええええええええええええwwwwwwwwww」
リアルにこんな声を出してしまったw

お約束のほうもわかってますねぇ。
途中に入ってる挿入歌とか、対怪獣専門の謎の軍隊組織とか。
無駄に大きい設定とか。裏切り・変身できない状況、分けのわかんないSF用語とか。
途中でロボットが出てくるんですが、そっちのほうもロボもののお約束で。
「機獣王アニマリオン」ですよ。もう、このセンス最ッ高。
大きさはほぼ変わらないのに星人たちはほとんどが30000tオーバーなのに1000tとかね。

あと、二巻の帯に「巨匠 出渕裕も推薦」って書いてるけど、いいのかw
その人は巨匠にゃ違いないがどっちかってーと頭に「ある意味」が付く人だぞw

ドラマCD買おうかなぁ。思案中。
どちらにせよ、漫画は最後まで買いますね。

一応この人のは『ひまわり幼稚園』『ちぃちゃんのおしながき』『女王蟻』は読んでるんだけど……
絵柄が変わりましたかね?
なんというかペンタッチが全体的にしっかりとして太くなってますね。
と思ったらちぃちゃんの4巻あたりからその傾向はあったみたい。
雑誌で読んでるとわからないもんだね。

やっとわかったこと。
あぁ、この人ってロリコンなんだ。
いや、書いてる本がロリコン向けなだけであって作者本人はロリコンじゃないのかもしれないけどw
ここに至ってようやくわかったww

あらすじ
事故によって謎の科学者に小学一年生♀にされてしまった高遠いおり(高校二年生♂)は今日も可愛く頑張るのだった。

あぁ、ガチでこんだけですよ。
三巻終盤になってようやくストーリー展開っぽいものが見え始めましたが。
まぁ、「コナンにTSの要素を加えて事件が起きない」ようにしたらこれになるかな?
しっかし、大井さん作品の幅広いなぁ。
SFから料理、職業モノに今度はTSですか。感心するわ。

えーっと、肝心の中身ですが。
色々と鍛えられた人向け。
「女湯」「ランジェリー」はまだいいとして、「おもらし」……いや、これも最近は結構ありますかね。
いろんな意味で衝撃を受けたのは「ギョウ虫検査」ですが。
大井さん、大丈夫か?(頭が)
ある意味コレを超える作品は無理じゃないかと思う。
もうここまでいくとあとは検便とか検尿しか!
(追記:1巻の「男はみんなかわいい女の子になりたいんですよ!」の言葉には全面的に同意しますw

あ、イロモノにゃ違いないですが素直にオススメな作品ではありますよ。
大井さんらしい、ハートフルなコメディです。(今回は若干ドタバタ感がありますが)

……地味に気になるのはなんで離婚して母親に引き取られたはずの妹が同姓の「高遠」なんだろうか?
まぁ、細かいこたぁいいのかもしれないが。

飲茶さんの第二弾。第二章までは彼のサイトで読むことが出来ます。
ただし、今作はタイトルに偽りありだと思う。
前作は哲学についてわかりやすく説明していたけど、今作はどっちかというと「プ○ジェクトX フェルマーの最終定理に挑んだ男(女)たち」というか。
てか、今回は哲学についてはほとんど書かれてないしね。
前述のとおり、フェルマーの最終定理とそれが解かれた過程について書かれてます。
ちなみにフェルマーの最終定理とは
n≧3のとき
x^n+y^n=z^n
を満たす自然数x、y、zは存在しない

というもの。
言葉で書くと一瞬ですが、フェルマーがこの予想をしてから実に約350年後の1995年に解かれました。割かし最近ですね。
さて、本の内容ですが、実にわかりやすいですね。
私は数学苦手なんですが(工学系なのにそれでいいのかという突っ込みは受け付けません)、数学の知識がなくても楽しめるように極力専門用語などを省いています。「数学なんて」と言ってる人ほど読んでほしい本。
悪い点もそこぐらいかなぁ? 逆に知識がある人はあまり楽しめない……というより物足りないかもしれません。
もう一点難を言えば時代が分かりづらかったこと。各人名タイトルのところに何年ごろとかいう表記があったほうがよかったかも。
また、前作と同じくパロディなども多目です。とりあえず判ったところだと、ドリフ、犬井ヒロシ、2ちゃんねる、Sound Horizon、逆転裁判、デスノートなど。
ブログによると第三弾も進行中らしいですね。楽しみです。

感銘を受けたのは「数学は現実の世界からも自由だぁぁぁぁ!」の下りかなぁ。
数学が嫌われる理由ってその点だと思うんですよね。
つまりは、「こんなもんやっても実生活には何の役にもたたねぇよ、プゲラ」的な。
実際実生活で使う数学なんてせいぜい中一か中二レベル。三次方程式以降なんて、いつ使うんだというものばかりです。
でもそれで構わないのが数学なんですよね。数学はいわばパズルゲームなんです。
それが役に立つとか立たないとか関係ないんです。
考えてみれば……どんな学問でも最終的に行き着くところはそこなんですよね。役に立つためにやるのではなく、学ぶために学ぶのが学問です。
誰が言っていたのかは忘れましたが「数学は世界を綴る神の言語」だそうです。その解析を試みるのが数学なんですよね。
作中に出てくるヒルベルトプログラムにかかわった人たちの気持ちも、それに絶望した気持ちもわかるというもの。

そういえば、高校のときに補習でなぜかアキレスと亀のパラドックスをやったなぁ……という思い出。
それをめぐって物理の教師と数学の教師が喧々囂々ww
結局8時ぐらいまで残された思い出がw
結局アレって時間を設定してないからおかしいことになるんですよね、確か。

この本を参考にしたと思われるスレッドが早速立ってましたね。
やる夫で学ぶフェルマーの最終定理
AAで噴いてしまったwwまさのりwwwwww

というか、普通に疑問なんですがフェルマーさんはホントにこの定理ホントに解ってて解いたんでしょうかね……?

星新一チルドレンとして有名な新井素子のSF作品です。
これは私高校のとき一度ハードカバーで読んだんですが、本屋で見かけたので読みました。
それにしても……アレですな。私は「あたしの中の……」から読んでるんですが、このひとは16の小娘のときからまったくと言っていいほど変わってないな。
つまり、いやってほど少女臭の漂うこれでもかというほどの少女小説文体。
変わったものといえば……二人称ぐらいかな? この人以前は「おたく」が二人称だったし。

チグリスとユーフラテスというのは蛍の名前です。古代史が出てくるわけではありません。
この作品は70歳の『幼女』、ルナちゃんが自らの誕生した意味を問う話です。(2/2 追記。誤字や間違いではありません)
上巻の帯にも「あなたは、どうして、私を生んだの?」とありますね。
……あとがきから引用すれば『神の話』ですね。
ここからネタバレを含みますのでそういうのを気にしない方のみどうぞ。

ざっとあらすじを説明しますと、遠い未来惑星ナインへ移住した人類は繁栄しますが、原因不明の事態により徐々に生殖能力に欠けた者が増加し、ついに「最後の子供」ルナが誕生してしまいます。
他の者が死に絶えた惑星ナインでルナは不治の病気や怪我を冒し、コールドスリープについた人を順に起こし始めました……という話です。
ルナが起こしたのは四人。
マリア・D、ダイアナ・B・ナイン、関口朋美(トモミ・S・ナイン)、そして惑星ナインの母レイディ・アカリこと穂高灯。
生まれた時代も社会構造も違いますが、奇しくもすべて女性です。テーマ的に女性である必要があったのだと思います。
マリアは惑星ナインの末期……ルナの親と同年代の女性です。彼女は「生殖可能」という理由で特権階級になりました。
ダイアナは惑星ナインの発達期……人口爆発が起こり食糧不足になり餓死が日常になる時代に生まれました。(餓死というと語弊があるのですが)彼女は優秀だったために「誰が生き残るか」を考慮するために特権階級となりました。
朋美は惑星ナインにやってきた宇宙船の乗組員の直系の子孫として貴族階級でした。
ルナは四人の女性に生きる意味を問います。いや、そういう言い方をすると誤解がありますね。
自分が生まれてきた意味を問います。
四人の女性はその生き方によって人生の意味を答えます。
例えば、マリアは「生殖」のために生きていました。ダイアナは「生存」のために生きていましたし、朋美は「芸術」のために生きていました。……そして灯は惑星ナインの発達という「生き甲斐」のために生きていました。
……ルナはそれらをすべて否定します。あなたたちの生きてきた意味の集大成が自分だと言ってのけます。ルナの意思の中には復習もあったのです。
結論を言ってしまえば、四人の女性はそれぞれの方法でその否定を否定します。(ややっこしいなこのへん)
特に朋美の「ルナ、あんたは怒ってるのが正しい」という台詞は泣きましたね。
結論から言ってしまえば「生きる意味なんてねーんだよ」という結果に落ち着きますね、ルナの言いたいことは。
でも、結局人間は生きる意味を求めてしまうんでしょう。
特にレイディ・アカリにおいて顕著です。生きる意味がないことを認めつつ、ルナを惑星ナインの母とすることによって「自らの生きる意味」をも作ろうとしたと言えるでしょう。
生きる意味は否定できても、その人の生き様は否定できないのかもしれません。

最初に言いましたが、これは「神の話」です。
正確に言えば「ルナが神に至る話」と言えるでしょう。
SFですが、SF的要素は主題ではありません。
感想、といいながらあらすじに近いものになってしまいました。反省。
でも、この作品、感想を言うのが難しい作品です。
解説から引用すれば「安易な解説を拒む作品」なのです。
結局、一言で言ってしまえば「泣いた」「凄い」という月並みの言葉になってしまうのですが。

※2/2追記。これは是非いつか実写映画化してほしい。アニメのほうが楽っていえば楽だろうけど、「70歳の幼女」というファクターを出せるのは実写しかないと思う。


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好きな作家さんは藤子・F・不二雄、前田珠子、新井素子、吉岡平、横山信義、林譲二、橋本純あたり。
好きな音楽は海援隊などのフォーク、中島みゆきなどのニューミュージック。あとはLiaさんや新良エツ子さん、じまんぐさん、Sound Horizon(一期、二期両方)、Suaraなど。
歌じゃないのなら地中海風というかラテン風、イタリア風とテクノっぽいのやカントリー音楽。ピアノ音楽も好き。

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