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 ハイクオソフトよりよつのはをばレビュー。OVA第一巻も2月29日に発売されました。ぢだま(某)さんにより漫画化もされています。


●あらすじ
おさななじみとの学園思い出さがしADV

夏休みの終り。
通っていた学園が廃園となった

別れの日。
幼なじみ達は、それぞれの想いをタイムカプセルにつめ込んで
三年後の再会を約束した。

――約束の夏。

変わってしまったものも
変わらないものもあわせて

思い出の学園で
成長した幼なじみ達との思い出探しが、はじまる

三年後、あの子はどんな風に笑うんだろう…。

(オフィシャルサイトより引用)

●評価
総評:65点

シナリオ:B-
ライターさんはたとむさん、Keikeiさんの二名。
プレイ時間は15時間程度です。

キャラ:A-
攻略キャラはのの、衣織、祭、亜凜沙の四名です。
以下、キャラクター紹介。
・結城 誠
主人公。リビドー全開で、女子の前でも平気でセクハラ発言をする。感情を相手につたえるのが下手で、照れ隠しをすることが多く、それ故のトラブルも多い。
・猫宮 のの(CV:榊原ゆい)
毎朝ご飯を作ってくれる幼なじみ。誠より1つ下でおっとりとした関西弁を話す。家事全般が得意。誠にすぐに子供扱いされていじられる。
・柚姫 衣織(CV:草柳順子)
一つ年上の同居中な幼馴染。年上のためお姉さんぶるが、甘えん坊。お菓子の類がとても好き。
・天地 祭(CV:伊吹雫)
窓から入ってくる幼なじみ。気まぐれで怒りっぽく意地っ張り。人見知りで、知らない人とはほとんど会話できない。三年後は陽気だった性格が変わり誠たちにも冷たく接する。
・雪 亜凜沙(CV:みる)
再会して綺麗になった幼なじみ。誠のクラスに転校してくる。喘息持ちで体が少し弱く、それ故に運動が苦手。
・結城 智之(CV:おおくぼけんたろう)
誠の兄で料理人。口下手で鈍感。ののの料理の腕は智之から教わったもの。スポーツ新聞の官能記事を読むのが趣味。
・芝 大輔(CV:城崎彦太)
誠のクラスメイト。あだ名はボン。誠と同じくリビドー全開。
・山本先生(CV:事務台車)
数学教師で、軽音楽部の顧問を務める。趣味はせんべいを焼くこと。外見と反して親しみやすいいい先生だが、誠たちに愚痴ったり教頭に怒られたりと教師らしくない。
・佐藤 幸恵(CV:茶谷やすら)
英語教師。真面目な性格で冗談が通じない。智之の後輩。
・鈴木 久美子(CV:如月葵)
衣織のクラスメイト。誠に興味を持っている。

CG:B-
原画はひーで、越乃、Xsara、カスカベアキラさんの三名。
差分なしで97枚。
正直少ないです。
立ち絵、CGともに差分が少ないですね。書いてある文章とCGが異なっていることもしばしば……。

音楽:B
悪くは無いのですが量が少ないのか状況に合ってない曲が流れることがしばしば……。
シリアスなシーンでやたらコミカルな曲が流れたり……
でも茶太さんのOP、「よつのは」がとても素晴らしいですね。

システム:B
目パチ口パクあり。CD版はメインヒロイン以外音声がついていませんが、パッチを当てることでそれ以外にも音声がつきます。
必要なものは大体そろっているのですが使いづらいです。
まずセーブロードを横のSave/Loadボタンで呼び出すのですが、デフォルトではロードの方が先に来ているので、やりづらいです。
そして二点目にメッセージウィンドウが一定でなく、漫画の台詞のようになっているのですが、そのせいで少し見えにくい。
三点目に何故か左がわがスペースが開いている。
そして私がかなり気になったのが「おまけ」に音楽鑑賞がないところですかね。
+点としては、シーン鑑賞はCG鑑賞から行けるのですが、濡れ場だけでなく普通のシーンも見れることです。
ただし、「この青空に約束を」などと違って、シーンの名前が書いていないので、一枚のCGに複数のシーンが付随しているときはどれがどれかわかりづらいという欠点もあります。
それから……私として非常に使いづらく感じたのが「タイトル画面に戻らない」こと。
一つのシナリオをクリアすると、タイトル画面に戻らずすぐに次のシナリオに入るので、最初は「あれ? まだ終りじゃないの?」という感じに戸惑いましたし、最後まで何処が終りなのか判り辛かったです。
……あと誤字多いぞ。パッチ当ててるのに。

理想度:C
①主人公 △
②出会い ×
③テーマ △
④パラレル ×
⑤整合性 ×
⑥ヒロイン ×
⑦脇役 ○
⑧ハッピーエンド ○


●難易度
ありません。
かならず誰かのシナリオにたどり着きます。
ルートは固定で、ののor衣織→祭→亜凜沙となっています。
(亜凜沙以外は全員ルートの後に「もうひとつのよつのは」が入ります)

●感想(ネタバレは一応反転)
作り方に難あり、という言葉しか出てきません。シナリオとしては悪くはないと思うんですが。とにかくシステム……というか演出が良くない。
このゲームは舞台は廃園の三年後、幼なじみが再会したときで、三年前の回想シーンが入るという形式なのですが……その回想シーンのせいで、シナリオが途切れてる感じがします。
「わざわざ回想形式にする必要があったのか?」という疑問もあります。
例えば、亜凜沙編以外で全員ある「もうひとつのよつのは」ですが、これは最初から三年前からを舞台にして、普通のADVのように選択肢によってシナリオが分かれるようにすればわざわざ作らなくても済んだことです。
ヒロイン一人につきエンディングが一つしか存在してはいけない、ということは無いですしね。
ネタバレをさせたくないのなら、隠しルートのようにしておくのもいいですしね。
軽音部という設定がまったくといって良いほど活かされていないのも減点ポイント。
楽器の話が出てくるのも数えるほど。この設定って、必要だったんですかね?
また、地の文がほとんど存在せず、ほぼ会話のみで進行するのですが、それゆえに心象描写、状況描写が致命的に少ないので判りづらいです。
漫画やアニメのように映像や画像ならばこれもまたありだと思うのですが……ただでさえCGが少ないのに致命的です。
(実際にOVA版よつのはを見てみるとゲーム版よりも動きが見えていい感じでした)

以下、ヒロイン別感想

猫宮 のの
「もっとも魅力的なヒロイン」といっていいと思います。
逆説的に言えば「もっともプレイヤーに魅力を示すことが出来たヒロイン」ですね。
交換日記やタイムカプセルなど、ののの様子がおかしいこと、そしてそれを判っていながら気付かないふりをする主人公などは良い出来だったと思います。
「もうひとつのよつのは」……ラストはいいのですがそのほかがエロシーンが多くて薄いです。
いや、エロシーンが多いこととシナリオが薄いことに直接的な関係は無いのですが。
その辺が残念ですね。ラストがかなり良かったので余計に。主人公に会えないののの寂しさや誤解なんかはいい感じで示せていたんですがもっと膨らませてほしかったです。

柚姫 衣織
この娘に関しては説明不足感が特に目立ちますねぇ……
お兄ちゃん」と呼ぶことに関してもほとんど意味も伏線も無かったですし。
「家族」をシナリオの軸にしているのにも関わらず、その家族に関する説明がほとんど無い(主人公側、衣織側双方において)というのはかなり……
ただ、「もうひとつのよつのは」ではIFとしては最も良かったと思います。
性格まで変わりますし、なぜそうなったかという意味で、どちらかというとこちらがメインなんじゃないかというぐらい厚い内容でした。
シナリオとしては「もうひとつのよつのは」の方が好きなヒロインです。

天地 祭
シナリオに説得力が無いです。
彼女が冷たくなった原因は結局のところ、誠に髪型のことを馬鹿にされという一点なのですが、それであそこまで頑なになる物なのか、と思いますね。
一方「もうひとつのよつのは」はなかなか良かった。
交換日記というアイテムによって祭の心象描写も伝わってきましたし、それに対する反応でも主人公に対する好感もわきました。

雪 亜凜沙
彼女のみ回想なしの三年前をメインとして書いています。
そのためですかね。ぽっと出感が強いキャラクターです。
確かに、他のシナリオでも存在は示唆されていたのですが、いきなりでてきて、いきなり誠とつきあいはじめた感じが否めません。
幼なじみにあこがれる幼なじみという位置は悪くなかったのですし、それに関するトラブルも良かったのですが。
また、「どこまでが亜凜沙シナリオ」なのかがわかりません。これは三年前のことをそのまま書いているのではなく、おそらく「もし~だったら」という「もうひとつのよつのは」を書いているのだと思います。
なぜならそうしないと強制的に亜凜沙シナリオになるうえに、他のルートで語っている誠が性経験が無いという情報が嘘になるから。
もう少し他のシナリオとの整合性を持たせてほしかったです。
それに比べれば、花火師って資格必要じゃなかったけ? などという問題はささいなものでしょう。
あと、どうでもいいのかもしれませんが、ののならともかく、正統派っぽいデザインのヒロインに『おとつい』言わせんなと思いましたw

●最後に
惜しいゲームです。本当に。
ベタなシナリオを魅力的なキャラをつかって魅せているにも関わらず、見せ方が下手なせいでせっかくの魅力を殺してしまっています。
見せ方さえ変えれば名作にすらなれたと思うのですが……

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