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軍事・ヤンデレ・ギャルゲ・音楽・小説などを勝手に
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「わが国の戦中工業製品は大和と零戦だけではない」という方針を元に作られた本。
こがさんが書いた同人誌・商業誌からの採録が多い内容となっています。
ここ数年のイカロス出版から出る軍事系商業誌の傾向から考えると、萌のもの字もないのは珍しいかもしれない。

それはそれとしておいといて。
非常に良書といえるでしょう。
軍事系の資料は多くが有名どころに集中します。仕方のないことではあるんですが、「確実に使われていた」にも関わらず詳細がはっきりしない兵器は多くあります。
この本に載っている「奮竜」もその一つ。
「奮竜」自体は私は凄く好きな兵器ではあるんですが、いかんせん資料が少ない。
想像図を交えるとはいえ、ここまで「奮竜」にスポットを当てた作品はそうないのではないかと思います。
……うん、それにしてもやっぱり「秋水」は過剰評価されすぎだと思うなぁ。(この本のことではないです)

また、私が評価したいのはもう二つ。
あえて「メジャーな特徴をはずしたメジャーな兵器」と「特攻兵器」の二つ。
前者は一式陸上攻撃機の「動力銃架」であったり、自動消火装置であったり。
目からうろこ……とまでは行かなくても普段見ない視点で見れるって事は希少だと思います。
後者は「回天」と「桜花」
この二つは「特攻兵器」としては最も有名な二つだと思いますが(もう一つ「震洋」を加えて三大だと思っています)、それゆえに純粋にハードを評価した資料は少ないです。
例えば肯定派には悲壮感と勇壮感で彩られた乗員の話ばかりがされ、否定派からは「特攻」そのものの意味不明さを指摘する……などいささか「ソフト」面に偏っているといわざるをえません。
例えば特攻そのものが悪いことであったとしても、特攻するのに最適な兵器というのはある意味ではそれは評価できるわけでして。
「戦術」と「戦術に合わせた兵器」は違うという点ですね。
こがさんの本はこういったソフト面のほとんど一切を排除し、純粋なハード面からのみ書いています。(特攻兵器に限らず)
こういった形で書いている本はかなり希少かと重いますねぇ。
前作の『末期の水物兵器集』(まつご。まっきではない)は読んでないんですが、かなり欲しくなりました。

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好きな作家さんは藤子・F・不二雄、前田珠子、新井素子、吉岡平、横山信義、林譲二、橋本純あたり。
好きな音楽は海援隊などのフォーク、中島みゆきなどのニューミュージック。あとはLiaさんや新良エツ子さん、じまんぐさん、Sound Horizon(一期、二期両方)、Suaraなど。
歌じゃないのなら地中海風というかラテン風、イタリア風とテクノっぽいのやカントリー音楽。ピアノ音楽も好き。

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