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軍事・ヤンデレ・ギャルゲ・音楽・小説などを勝手に
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以前の記事に誤りがあったので訂正します。
「潜水艦は潮のつく言葉と水棲生物で、『そうりゅう』は水棲生物の第一弾」といいましたが、11月5日に命名基準が改正され『瑞祥動物』が加わりました。
そうりゅうはこちらの基準で付けられたようです。
ですから、旧軍の空母郡、「
ほうしょう」「じゅんよう」「ひりゅう」といった名前もつく可能性はありますし、旧軍と違って「空を飛ぶ」という規制もないので「きりん」や「げんぶ」や「びゃっこ」といった名前もつく可能性もあります。
加えて補足。
DDH、つまりヘリコプター護衛艦は『
はるな』『しらね』など「三音」であることが慣習です。
ひゅうが』に関しては三字でないだけで発音は三音ですしね。
ですから、二番艦に
日向の同型艦だった伊勢の名前が付くことは無いと思います。
まあ、三文字ですから……『
ふそう』だといいなぁ、とか扶桑フリークがいってみたりw
DDG、ミサイル護衛艦は『
はたかぜ』型までは語尾が『かぜ』で統一されてます。
あとDDは「山岳名と天象気象」といいましたが、これに加えて「地方名」もあります。
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前回までは主に陸軍を想定して補給について考えてきました。
では次は海軍について考えて見ようと思います。
海軍では陸軍以上に補給は重要です。
車の燃料が無くなったら歩いて目的地に行くことも燃料を買い付けに行くこともできます。
でも船なら? 大洋で燃料が無くなったら?
エライコトになるのは考えるまでも無いでしょう。
また壊血病のような航海病も新鮮な野菜がないことが原因です。これもまた、補給の問題ですね。
さて。前回までは主に食料について話したのですが今回キーポイントになるのは燃料、つまり油です。
例えば有名な戦艦大和は停泊しているだけで一日に50tの重油が消費されたそうです。
なぜか?
船とは生活の場でもあるからです。
1000名を越す人員が船という生活の場で過ごしているのですから電気などは当然通っています。
50tというのは戦闘と関係の無い場で使われる必要なものなのです。
では戦闘では?
ここで一番大事になってくるのは航続距離とか航行距離とかというものです。
航続距離とは「経済速力(最も燃料を効率よく使える速度)でどれだけの距離を動けるか」を示す物です。
例えば大和の場合ですと16ノットで7200海里だったそうです。(諸説ありますがここではこうします)
では大和の動ける範囲はどの程度なのか?
7200海里だから往復を考えて3600海里。
もちろん間違いです。
戦闘行為をしないならばそれでもなんとかなるかもしれません。
しかし、敵と遭遇したときに経済速力でノタノタと走るわけにはいきません。
戦うにしろ逃げるにしろ自らの出しうる速度を目一杯出すでしょう。
大和は1時間あたりの燃料消費量が17ノットで16.5t、27.5ノットで57tだそうですので、全力では経済速力の約3.5倍弱の勢いで燃料を失うということです。それに対して速度は1.6倍に過ぎませんから距離あたりに換算しても2倍強の勢いで燃料を失うことになりますね。
もちろんこれだけではありません。
普通は戦艦や空母といった艦が単艦で動くことはまずありません。
潜水艦や航空機、水上艦から守るために巡洋艦や駆逐艦が護衛につきます。
場合にもよりますがこういった護衛艦は(特に日本の場合)航続距離が長くないことも多いです。
ですからある艦の行動範囲を考えると「その艦が所属する艦隊の最も航続距離の短い艦が充分に戦闘行動が行い帰投できる距離」ということになります。
実際はこの条件を満たすのは酷く困難です。
ですから艦隊に給油艦や給油船を随伴させたりします。が、もちろんこういった艦はウィークポイントにもなりえます。
戦闘艦でないので敵と遭遇した場合にマトモに戦えないだけでなく、これらの艦を叩くだけで艦隊が機能不全に陥るという可能性も有るからです。
真珠湾奇襲作戦のときは空母の艦内にドラム缶を積んだりして燃料を確保したらしいです。

今回は作戦レベルで物事を考えました。
次回は島国日本としてはとても重要な「シーレーン」というものについて話そうと思います。

1月27日 修正
作戦行動半径ですが、三分の一が往路、三分の一が復路、三分の一が戦闘で燃料を消費すると考えられるそうです。
大和だと2400浬ですね。

さあ、前回までの記事で補給の大変さというものが判ってきたと思います。
もちろん現場レベルならば一日三食のところを二食にしたり、全部食べないで残して次の日に食べてその分を丸々残すといったことは可能でしょう。
現場の者が補給量を決定するわけではありません。小隊長が補給の心配をしても何もなりません。(もちろん要請や要求といったことは出来るでしょうが)
「戦争のプロは兵站を語り、戦争の素人は戦略を語る」なーんて良く言われますが、兵站を語るのも戦略を語るのもマニアです。
(マニアをプロと見るか素人と見るかはもちろん自由ですが。私はどちらとも見ません)
というより、兵站は兵站であり戦略は戦略です。この言い方では兵站の方が戦略よりも高次にあるように聞こえますが、どちらも無くては困る物です。比較できる物ではありません。
例えて言うなら車でブレーキの方がアクセルより大事だっていってるようなものです。心構えとしては間違ってはありませんが、アクセルがないと進めませんよね?
現代の軍隊で補給を無視した作戦ってのははっきり言えば『無い』といってもいいです。
インパールは? 餓島は?
当然そう聞かれる方もおられるでしょう。
インパール作戦は補給を『無視』した作戦では有りません。
「駄牛中隊」と呼ばれる糧食用の牛や山羊と共に行軍する作戦でした。
家畜のほとんどが水死したり爆撃されて逃亡したりしましたが。
『無視』ではなく『理解が浅い』という言葉のほうが適切でしょう。
飢島のほうはそもそも「連合軍兵力約2000」という誤った目測によって立てられた作戦です。
また、その後に関しても撤収以外に方策がありません。
(敵制海権で低速の輸送船による補給は困難。仕方が無く駆逐艦で輸送。しかし駆逐艦の輸送量は一隻につき10~50t程度。つまりはにっちもさっちも行かない状況)
これに関しては補給の問題ではなく戦略の問題と言えるでしょう。
つまり……「戦略と兵站は密接に関わっている、どちらが欠けてもどちらも成り立たない。」ということです。
さて。
前回「二個師団が一週間で目標を陥落させると仮定した場合必要な食料は560~1120t、4tトラックに換算して140~280台」と言いました。
この食料をどう運ぶかという問題があります。
一日ずつに分けるとしたら20~40台です。
初日は拠点の食料を一日分はこぶだけですからそれでも事足りるでしょう。
ですがその次の日からは?
トラックが拠点に戻ってくる間にも部隊は移動しトラックが補給物資を運んでいる間にも部隊は移動します。
だからといって200台ものトラックが部隊のあとをついていくわけにもいきません。そんなのただの大きな的です。
実際には集積所をいくつも経て前線に食料や消費物資が送られることになるわけですが……これで終わりだと思ったら大間違いです。
そう、運ぶ人間の分も食料を用意しないといけないのです。
集積所を三つ経て前線に送られると仮定します。
集積所一つにつきトラックが最低20~40台。コレによって必要なトラックは合計60~120台。
前線が移動したことにより集積所が一つ増えると80~160台。
損傷率が30%だとして104~208台必要ということになります。
これを元に必要な人材は……
まずドライバーが104~208人、交代(助手席)が104~208人、10台ごとに指揮するとして指揮車が10~21台、そのドライバーが10~21人、副官が10~21人、通信が10~21人。
はい、これで補給物資を運ぶ人のための補給物資が248~500人必要だと判明しました。
一週間分(予備含め二週間分)で28tということになりました。
はい、そこの人。だんだん感覚がマヒしてきましたね。
コンビニに毎日とまるあのトラックを考えてください。
つまりコンビニに毎日売れる分が4tぐらいです。一週間分で28t。
食料だけに絞ってもこの有様。
補給の大変さは少しは判ってくれたと思います……
私も今年(というか一昨日)でめでたく成人と相成りました。
三毛猫艦橋も500hitを超えそうです。
本年度もどうぞ三毛猫艦橋をよろしくお願いします。
今日は軍事が関わる小説で大切なことについて話そうと思います。
それは『補給』です。
これを欠くが故にリアリティの無い作品がどれだけあることか。
これに比べれば兵器がどれだけ超兵器かとかリアリティがあるかとかいうのは些細な問題です。
どれほどの超兵器があろうとも軍隊は補給が無ければ動けないのですから。
ちょっと考えれば判りますが、兵隊さんといえどもご飯は食べます。
運用する艦船や航空機は燃料を食います。
とりあえず人間について考えて見ましょう。
成人男子は一食につきおおよそ米一合を消費します。これにおかずが大体300gほどでしょうか。
軍隊というのは重労働ですから一日に4食5食というのはザラです。
米一合(生米)は150gですから、一日に1800g~2250gが食料だけで必要です。
さらに人は一日に2Lの水が必要とされていますので、先ほどの数字にさらに2000gが加わります。
兵士一人が一日行動するのに必要な食料が約4kg。
例えば一個師団を動かすとして、現在の自衛隊だと一個師団8000人、旧陸軍だと二万人弱です。
世界平均で考えれば1~2万程度と思って良いでしょう。
これを考えれば一個師団が一日行動するのに必要な食料は40~80t。
そして軍隊が何日行動するのかという問題もあります。
例えばある目標を陥落させるのに二個師団で一週間かかるという試算があったとします。
この作戦を実行させるとき、余裕をもって二週間分ほどの食料は必要でしょう。(一週間で終わると思ってその期間で落とせなかったらエラいことになります。余裕を持つのは大事なことです)
この場合必要な食料は560~1120t。
4tトラック換算で140~280台にもなります。
これだけでも大変と少しは判っていただけたでしょう。しかし、もちろんこれで終わるわけがありません。
補給というのはそんなに甘い物ではないのです……(続く)




私心
帰省します。十日ほどのんびりしてこようと思います。それでは
昔書いた小説を投下……中島みゆきさんのシーサイド・コーポラスから。

我ながら意味が判らん……orz


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ゲーム・読書
自己紹介:
しがない大学生。
好きな作品は甘でラブでイチャなやつと、ヤンデレ、S・F(少し不思議)と、異形と、大艦巨砲主義なやつ。
好きな作家さんは藤子・F・不二雄、前田珠子、新井素子、吉岡平、横山信義、林譲二、橋本純あたり。
好きな音楽は海援隊などのフォーク、中島みゆきなどのニューミュージック。あとはLiaさんや新良エツ子さん、じまんぐさん、Sound Horizon(一期、二期両方)、Suaraなど。
歌じゃないのなら地中海風というかラテン風、イタリア風とテクノっぽいのやカントリー音楽。ピアノ音楽も好き。

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