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軍事・ヤンデレ・ギャルゲ・音楽・小説などを勝手に
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miyuki.jpg「今日は、前回やった、航空主兵主義としての空母についての補足をやりますね」
「戦艦が滅んだのは空母の出現で相対的に弱くなったから、じゃなくて使い勝手が悪いことが判明したからだったよね」
konata.jpg「そうだよ。それをもっと深めてみようってことさ」

konata.jpg「さて、空母が誕生した原因はなんだったっけ?」
kagami.jpg「偵察……だったわよね?」
konata.jpg「そう、そのとおり。空母にまず求められたのは偵察力、つまり常に相手を先手とることが出来る能力だったんだよ」
「ふーん……」
konata.jpg「そして、WW2・太平洋戦争で判明した……いや、違うね。それ以前から理論としては成り立っていたけど実証されたのはその攻撃力の高さだったのさ」
「でも、戦艦の撃沈は撃沈以外ほとんど考えられない状況だったんじゃないの?」
konata.jpg「逆に言えば、戦艦以外は充分に撃沈の対象内だったし、条件さえ揃えば戦艦でも撃沈・撃破が可能だったってだよ」
miyuki.jpg「洋上(作戦行動中)に限定しないなら、泊地攻撃で真珠湾やタラント空襲という例もありますしね」
「そして、空母に与えられた三つ目の能力……それが防御力」
「空母は卵を持った籠のようなもので、防御力は脆弱だったんじゃないの?」
konata.jpg「空母自体の防御力じゃないよ。前回言ったけど、洋上航行中の戦艦で制空権を持った状態で撃沈された戦艦はないんだよ。つまり、制空権を得る=相手に攻撃されることを防ぐって意味での防御力さ」
「なるほど……」
konata.jpg「ここで、各国海軍の空母に求めた役割を整理しようか」
「まず、イギリス海軍。イギリスは攻撃手段を魚雷に求め、しかも高性能の魚雷の開発に成功した。ここからイギリスは空母に槍としての手段、つまり攻撃力を求める」
miyuki.jpg「ところが、イギリスはその攻撃力である魚雷を運ぶ手段としての艦載機の開発に失敗します。艦載攻撃機だけではありませんよ。攻撃機を守る手段である長距離制空戦闘機の開発にも失敗したんです。つまり、イギリスは攻撃手段としての手段をあきらめざるを得なくなりました」
田村ひより「まぁ、ソードフィッシュとかじゃ……」
konata.jpg「一方、イギリスに師事していた日本海軍は高性能の艦載機の開発に成功し、結果として槍として攻撃能力は増大したんだ」
「けど、その分『目』としての能力……偵察力は減少した。太平洋戦争で偵察を担ったのは空母の艦載機ではなく水上機だった」
konata.jpg「じゃあ、日本の空母艦隊の行方を見ようか」
miyuki.jpg「空母をもっとも『槍』として活用したのは日本でした。それは『航空艦隊』という独自のシステムを持っていたことからも明らかです」(8/2追記)
「航空艦隊?」
「空母だけを集中して運用して、他の艦船を空母を守るために配備する方式のこと」
konata.jpg「『大日本帝国海軍、実は彼らが組織的に空母を運用できる形にしたのは1944年でそれまでは艦砲主体の運用だったていう人がいたんだけど、それはあたし逆だと思う」
kagami.jpg「逆?」
konata.jpg「確かに第三艦隊として編成される1942年までは第一航空艦隊は臨時編成っていう形だったけど、それまでは『航空艦隊』っていう普通の艦隊とはべっこに置かれていたわけだよ。つまり『航空』の頭文字を冠することで従来のように艦砲主体ではないということを示しているんじゃないかと思うんだ」
miyuki.jpg「ミッドウェー海戦や真珠湾攻撃で空母部隊に付随している戦艦は第三戦隊からの借り物です。この時点で『艦砲主体の運用』じゃないですよね」
konata.jpg「うん。つまりさ、『空母に戦艦がに付随した』からこういう形になったんだと思うんだよ。もし、第三戦隊丸々第一航空艦隊に含めていたらそれは従来どおり『戦艦に空母が付随した』ってことになるんじゃないかと思うんだよ」
「????」
konata.jpg「えーっとつまりね、こういうことだよ。第三戦隊は戦艦だけの艦隊、第一航空艦隊は空母中心の艦隊。第三戦隊の戦艦四隻が第一航空艦隊にいたら、それは第三戦隊に第一航空艦隊にいることと代わりがないんじゃないんだろうか、ってこと」
「あぁ、そっかー!」
konata.jpg「丸ごと貸さなかったのは、ある意味日本が槍としての手段を空母中心に移行する決意の現れだったんじゃないかと思うんだよ」
「もったいないね」
konata.jpg「まぁ、縄張り争いって点も否定は出来ないけどね」
「また、さっきも言ったとおり、日本海軍は航空母艦を『目』として活かせなかった。索敵は空母の艦載機じゃなく、ほとんどが巡洋艦搭載の水上機に頼っていた」(8/3追記)
konata.jpg「空母の高い能力はその迅速さにも由来するんだ。高速で縦横無尽に駆けて『目』を活かし、迅速に航空機を出して敵から攻撃される前に回収する。そして、どこからともなく攻撃する」
「そのほかの艦じゃソレは出来ない?」
konata.jpg「巡洋艦搭載の水上機だとこの迅速さという能力にかけるんだよ。なにせ、巡洋艦は航空機を運用する艦じゃないしね。水上機というのも迅速に対応するようには出来ていない」
kagami.jpg「日本は攻撃一辺倒にしちゃったせいで失敗したのね」(追記ここまで)
miyuki.jpg「さて、アメリカです。アメリカは日本、イギリスと違い艦載機の攻撃手段としての第一を急降下爆撃機に求めました。しかし、この時代の急降下爆撃は効果が低く、戦艦の甲板を貫くことが出来ませんでした」
kagami.jpg「あららら」
konata.jpg「つまり、アメリカは空母を『槍』として使うのをこの時点で諦めたんだ。そして空母を『盾』あるいは『目』として運用することに力を注ぐ」
kagami.jpg「それで正解だったの?」
konata.jpg「戦争になったときにアメリカは『槍』としても運用した。でも、これは『盾』『目』としての運用が第一にあって『槍』としての運用は飽くまで補助的なものだったんだ。でもそれで正解だった」
「どうして?」
konata.jpg「空母の運用の要は『柔軟な運用』にあるからだよ。『槍』一本じゃいけないんだ。つまり、他の運用目的を考えていたアメリカが結局は一番有利だったってことだね」
miyuki.jpg「だからこそ、現在のアメリカ海軍は強いんです。兵器は柔軟な運用をした国が強くなる、そういうことですね」
konata.jpg「誤解はして欲しくないんだけど、アメリカは真珠湾攻撃直後、すぐに空母中心の艦隊運用をしたわけじゃないんだよ」
田村ひより「そうなんスか!?」
konata.jpg「アメリカの運用は飽くまで戦艦中心……真珠湾で戦艦を失ったアメリカはその役割を空母に求めたわけじゃなくて、副次的なものを大きく運用したんだよ。それが結果的に『空母中心』に見えてしまっただけ」
田村ひより「ははあ……」
konata.jpg「どっちにしろ、戦力の柔軟な運用こそ戦争の要ってコトだね」

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モアイ部さま
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konata.jpg「さーて、いよいよWW2に入るよー」
田村ひより「航空主兵主義の確立っスね!」
konata.jpg「そのとーり」
「航空主兵主義?」
「航空優兵主義とも言う」
miyuki.jpg「戦艦主砲による決戦が戦争の帰結を決める、という考え方が従来の大艦巨砲主義、これに対して、戦艦の主砲の代わりを航空機に求めるのが航空主兵主義です」
kagami.jpg「タラント空襲、真珠湾やマレー沖海戦で大艦巨砲主義が否定されて航空主兵主義が確立したのよね」
konata.jpg「うーん、それはよく言われてるけど、あたしは違うと思うなー」
田村ひより「へ?」
「もちろん、『真珠湾で航空主兵主義を確立したにもかかわらず、日本は大艦巨砲主義に固執して……』なんてのは議論の対象外。日本ほど空母の建造に熱心だった国はないし、どの国でも当時は大艦巨砲主義がアタリマエだった」
「そ、そうなんだ……」
konata.jpg「タラント空襲や真珠湾攻撃やマレー沖海戦で航空機が最新鋭の戦艦と言えども撃沈しうることがわかった=航空機が戦艦の代わりになったというのは些か単純すぎるよ」
miyuki.jpg「そうですねー」
「それじゃあ……?」
konata.jpg「これらの結果でわかったのは『航空機が戦艦を沈めることが可能』というその一点だけなんだよ。そしてその結果戦艦が『一番強い兵器』じゃなくなってしまった。こっちのほうが重要だね」
kagami.jpg「つまり、戦艦の戦略的価値が下落した?」
miyuki.jpg「そう、そのとおりです。でもこれによっては航空機の戦略的価値は『一番強い兵器』としては上昇しませんでした。機銃の弾で炎上する代物が『一番強い兵器』にはならないからね。少なくとも一番強い兵器そのものが不在になってしまったのは確かです」
konata.jpg「誤解を与えるかもしれないけど、この時点で戦艦は海上兵器の中では間違いなく最強だよ。でもその強さは相対的な強さであって、それまでの絶対的な強さというものを失ってしまったんだ」
「じゃあ、WW2はどうなったの?」
konata.jpg「WW2はWW1と違って、戦艦という戦略兵器が不在のまま進んでしまったんだ。それは、各国の海軍首脳部に「もしかしたら戦艦が戦略兵器としてまだ存在しうるかもしれない」という淡い願望のようなものがあったために温存してしまった、ってこともあるんだけどね」
「じゃあ、航空主兵主義っていうのは?」
「航空主兵主義にしろ、大艦巨砲主義にしろ、間違えていたのは『一度の決戦で戦争そのものが決まる』というところ。両軍の主力空母が出払ったミッドウェー海戦にしろ、マリアナ沖海戦にしろそれで戦争そのものが決定するようなことはなかった」
「つまり、航空主兵主義にしろ、大艦巨砲主義にしろ、その大元の『決戦志向』が間違って立ってコト?」
miyuki.jpg「そういうことですね」
konata.jpg「もっというなら、よく言われる『空母は戦艦より強い』はハッキリ言って間違いだってもいいんだよ」
田村ひより「ええ! どうしてっスか?」
konata.jpg「洋上航行中(作戦行動中)に航空機の攻撃『のみ』によって沈没した戦艦は世界に五例しかないんだ。『ローマ』、『プリンス・オブ・ウェールズ』と『レパルス』、そして『武蔵』『大和』しかね」
「五例もあれば十分じゃないの?」
miyuki.jpg「世界に五十隻以上も戦艦があったのに、ですか?」
kagami.jpg「10%以下か……ん~……微妙なトコね」
konata.jpg「それに、『ローマ』が撃沈されたのは降伏して、ほとんど無抵抗状態での誘導弾の直撃。『POW』と『レパルス』は撃沈されたマレー沖海戦は陸上攻撃機85機で、しかも命中率9割越えなんて異常さ、『武蔵』は延べ120機以上から魚雷20本以上、爆弾30発以上という軍艦史上最大の被害、『大和』にいたっては400機以上から攻撃を受けたんだよ?」
kagami.jpg「うっわー……」
「つまり、どうやっても沈んでた……ってこと?」
konata.jpg「そう。オマケにこの五例のいずれもが『十分な制空権がない状態』で攻撃をうけたんだ。つまり航空機に対する防御が不十分な状態だったってことさ」
kagami.jpg「じゃあ、普通にやれば……?」
konata.jpg「上空援護の戦闘機に食われて、運よく命中してもそれが何本も続くわけじゃなく(航空攻撃の命中率は普通は5~20%程度)300機、400機で攻撃してやっと沈められるかどうか、ってところだろうね。当然それだけ多くの航空機を繰り出せる例は太平洋戦争末期のアメリカ軍ぐらいしか私は知らないよ。つまり、どこも無理だってことだね」
田村ひより「うわぁ……」

kagami.jpg「じゃあ、どうして戦艦が滅んだの? 戦略価値がなくなっても戦艦の強さ自体は変わらなかったんでしょ?」
miyuki.jpg「その戦略的価値がなくなったというのが一番大きな理由ですね。そもそも戦艦というのはコストパフォーマンスがものすごく悪い艦なんです。攻撃力も防御力も高いけれど、使い勝手が悪く、戦略的価値があるから沈めることが怖くて前線にもホイホイ出せず、そのわりに燃料ばかりバカ食いして維持費もかかる……それでも戦艦に価値があったのは戦略的価値という一転においてだったんです」
「航空機(空母)は洋上からでも500km先の陸の奥地に爆弾を送ることが出来る。これが戦艦だと精々海岸線から40kmを焼くのが精一杯」
konata.jpg「つまりね、戦艦が滅びて空母が生き残った理由はその使い勝手ゆえ何だよ。使い勝手がいいから空母は生き残り、使い勝手が悪いから戦艦は滅びた……そこに強弱の概念はないのさ」
「意外だね……」
田村ひより「意外っス……」
konata.jpg「ま、空母の攻撃力が大きかったのは確かだけどね。それは戦艦の滅びた直接の理由ではないかな。間接的な理由ではあっても、ね」
miyuki.jpg「というわけで、今回は終わります。次回は戦後についてですよ」
「もしくは、今回の授業についてもう少し掘り下げるつもり」
konata.jpg「それではまた今度~」

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モアイ部さま
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アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本に乗っかってみます。
まぁ、すでに似たようなのがありますがそこは気にしない。
てか、これ楽しいww
またやってみたいかも。


まあ、どのくらいの数の軍艦オタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、その上で全く知らない戦艦の世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、戦艦のことを紹介するために見せるべき10隻を選んでみたいのだけれど。
(要は「萌系ミリタリ本」の正反対版だな。彼女に軍事を布教するのではなく相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、資料集めに過大な負担を伴う弱小国、北欧の海防戦艦等は避けたい。
できれば列強、それもWW2に限定したい。
あと、いくら軍事的に基礎といっても前弩級戦艦とかはさすがに避けたい。
ロイヤルネイビー好きが『ドレッドノート』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は

軍事知識はいわゆる「宇宙戦艦」的なものを除けば、夏の特番程度は見ている
船舶好き度も低いが、頭はけっこう良い

という条件で。
まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。

・長門型(日本)
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「条約以前」を濃縮しきっていて、「条約以後」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。主砲も16インチだし。
ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この情報過多な戦艦について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。

・キング・ジョージⅤ世(イギリス)、ビスマルク(ドイツ)
アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうな戦艦(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのものという意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「軍艦オタとしてはこの二つは“戦艦モドキ”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。

・アイオワ(アメリカ)
ある種の空母オタが持ってる高速への憧憬と、エスカレーター条約へのオタ的な縛りへのこだわりを彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにもアメリカな「童貞的なださカッコよさ」を体現する戦艦としての性能を無視した高速さ、「童貞的に好みな女」を体現するSHS砲弾の二つをはじめとして、オタ好きのする性能を艦にちりばめているのが、紹介してみたい理由。

・アラスカ(アメリカ)
たぶんこれを見た彼女は「アイオワだよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系譜の超巡洋艦がその後続いていないこと、これが架空戦記では大人気になったこと、日本なら魚雷発射管を積んで、それでソロモンあたりで大活躍してもおかしくはなさそうなのに、日本国内でこういうのが計画はあったけど建造されなかったこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。

・大和(日本)
「やっぱり戦艦といえば大和だよね」という話になったときに、そこで選ぶのは対抗馬の「モンタナ」でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この戦艦にかける日本の思いが好きだから。
断腸の思いで削りに削ってそれでも64000t、っていう排水量が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、その46cm砲への諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
大和の排水量を俺自身は過多とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれがアメリカやイギリスだったらあっさりと16インチ5万トン弱にしてしまうだろうとも思う。
なのに、各所に頭下げて迷惑かけて18インチ64000tを作ってしまう、というあたり、どうしても「量より質を捨てられないオタク」としては、たとえ日本がそういうキャラでなかったとしても、親近感を禁じ得ない。性能自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。

・ガングート(ソ連)
今の若年層でソ連を見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
超弩級戦艦よりも前の段階で、戦艦の性能とか建造技法とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、こういうクオリティの戦艦が第二次世界大戦の時代で踏ん張っていたんだよ、というのは、別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなく戦艦好きとしては不思議に誇らしいし、いわゆる空母モドキでしかソビエト海軍を知らない彼女には見せてあげたいなと思う。

・ヴィットリオ・ヴェネト(イタリア)
イタリア艦の「美しさ」あるいは「ヘボさ」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「地中海制覇をたくらむイタリア海軍」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、だからこそフランス版『リシュリュー』の主砲は15インチ以下ではあり得なかったとも思う。
「空母による軍事的な優位」というオタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「航空主兵主義」の源はタラント空襲での戦艦リットリオの大破にあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。

・ドイッチュラント(ドイツ)
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういう高速超巡洋艦モドキの拘りをこういうかたちで建造して、それが非オタに受け入れられるか気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。

・ヴァンガード(イギリス)
9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にヴァンガードを選んだ。
長門から始まってヴァンガードで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、WW2以降の戦艦時代の終焉となった作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10隻目はこんなのどうよ、というのがあったら教えてください。

一昨日の続き。
さらにいうなら、結末はこの三つにも分けられます。

①異形・人外が人間になって結ばれる
②人間が異形・人外になって結ばれる
③異形・人外と人間のまま結ばれる
④人間が死ぬ
⑤その他

古典とかだと④のパターンですね。
正確には④のパターンを避けようとする、ってのが多いですか。
多数派は①と④(というか、④の変則パターン)
まぁ、これは前回言ったように『種の繁栄』という大原則に沿っているからでしょう。
やっぱり少数派は②と③。
でも、人って異形に対する憧れというか敬意みたいなものってやっぱりあるんですよね。
神様とかでも人の姿よりも、人じゃない姿をとっているときが多いですし(多神教の場合)
蛇とか猿とか犬とか猫とか。
同時に恐怖も抱いている。
つまりは畏怖ですね。
畏怖するからこそ、敬意を払うしあこがれもするけど、同時に恐れ疎む。
人外・異形の魅力はそんなところではないでしょうか?

⑤のパターンは非常に珍しいパターン。
例えば、『火の鳥』なんかはこのパターン多いですね。
異形と一つになる終わり方。
多分、これ以外にもあるんでしょうがわたしは思いつきません。

どのパターンが一番好きかって言われたら……やっぱり③ですかねー。
『ゆのはな』とか『火の鳥』とか『Silver』とか『超鋼女セーラ』とか。
濃いとこつくなら『虹裏さっちん』の人とか、シルエットさくらさんとか、掘骨砕三氏とか。
(濃いほうは知らない方は知らないままでいたほうがいいですよ、多分。閲覧注意)
でも、グロは好きじゃないです。(耐性はあるけど)
グロと異形はお隣さんだけど、それは両者が同じじゃないことも示しているんです。
だから『沙耶の唄』とかは嫌い。あれは混同していると思うから。

異形・人外との恋愛にはいくつかパターンがあるんですよね。
①異形・人外と結ばれず良かったねエンド
②異形・人外と結ばれて良かったねエンド
③異形・人外と結ばれてバッドエンド
おおよそこの3パターン。

古典文学とかで妖怪や化け物がでてくるやつだと①が多いですね。
SF畑だと③が多いように思えます。沙耶の虚淵さんのように。
双方に共通するのが「異形と結ばれることが救われない結末」であること。
それをそのまま進めたのが③で結末を変えようとしたのが①。
それに対して②は「異形と結ばれなおハッピーエンド」であるという点においてそのほかとは異なっています。
そしてこれは少数派。
おそらく、これは同性愛(ホモセクシュアル)に対する嫌悪感と同じではないかな、と思います。
「なぜ人間を食べてはいけないのか?」という問いに対する答えに「種の繁栄こそが生きる目的なのであるから、同種食いは最後の手段である」というのがありました。
つまり、異形にしろ同性愛にしろ種の反映という生き物の目的からすでに外れてるんですね。
おそらくはそれが嫌悪感を抱かれる理由。

ソレに対する答えはただひとつ。
「好きなものは好きなんだからしょうがない」だけですな。

今回は原作1巻3~4話。

赤坂、六本木、青山
微妙なネタ集が最高です。

美夏登場。テンポは若干悪くなってるけど、まぁこんなものか。

といったところでOP。このOPは買いだな。

おう、メイドさん登場。こりゃ、葉月さんですな。原作のイラストより髪が短い?

途中で税金がエラいことだろーなーと思ってみる。

葉月さんの紹介シーンはカット。まぁ、仕方ないか。

原作版より『二人きり』の緊張感が二倍増しぐらいに。これいいなぁ。

原作では英語の勉強をやって裕人が小生意気につっこむシーンが、アニメ版では古文でその辺カット。その代わりにそのあたりの緊張感がマシマシ。こっちのが好きかも。

美香+那波さん登場。後者は原作より早め。
また、原作では春香嬢が美夏嬢に呼ばれるけど、こちらではいきなり登場する。
展開的にはアニメ版のが好きかな。

那波さんグラサンだー。いや、原作だとあんまり絵がないから目立たないしね。
出るときも三頭身ぐらいなもんだから新鮮。

美夏の説明不足さがちと残念。

夏コミ……ヤメトケ。肉の熱は死ぬるぞ。

祐人クン。フラグが立ったね♪(死亡フラグだけど)

夏コミカタログの描写がわりあいリアル。てか、せめてカバーはずして持ち歩いたらよかったのに。

うわあ、祐人のカッコいいシーンが削られてるぅ!
すっごく残念……。7と思ったらちゃんとあった。
良かったー。ちゃんとシーンあったよ。このシーンは削っちゃ駄目なとこだしね。

うわあ、原作よりヒソヒソ話のレベルが上がってる……
まぁ、高校生のリア充ならこんなもんだよな。
ホント(オタにとって)高校生活は地獄だぜぇ。フゥハハハーハァー

……小笠原登場。なぜか原作と名前が違うネ。この人。
(原作では佐々岡修平)

……美夏の三白眼いいなぁww
メイドさんもいい空気を醸し出してる。

ガタリバタバタがちゃんと入っているのには噴いたw
てか、スタッフわかってるなぁ……感心、感心。

お茶のシーン吹っ飛ばして揺さぶりに行きました。

おおーう、出てきた春香嬢。いいなぁー、このシーン。あわてる場面ね。
スケコマシwww ちゃんと言ってるしーw
そしてチェーンソウ。いいよね。

原作では無視だったイジメが罵詈中傷に変わってるし……
まぁ、そっちのがわかりやすいしね。無視はある意味なれれば(自重&自嘲)
変にかまわれるほうが(だから自重)

「一人ぼっちは(ry」の台詞が強調。好きだなぁ。
原作にはないシーンだけど、原作でかけてなかったとこを強くかけてますね。
「一人じゃないだろ」のシーンがいいですねぇ。

「例え世界中が敵に回っても……」

「たとえ世界を敵にまわすコトになろーともオレにはオマエだけだッ!!」
「世界を敵にまわすくらいならって思っちゃうけどソレはとりあえず置いといてうれしーわマスミくん!!」
アルプス伝説自重

うわぁ。ムカつく顔しやがるなぁ、この銀髪。

とゆーわけで一巻で一番盛り上がるシーンが来ましたよ。
小笠原(佐々岡)を吹っ飛ばしてオタク宣言するシーンが。
一瞬です。まさしく早業。
銀髪の呆けた表情。それと真反対の春香嬢の凛々しい顔。ぉぉー。

というか、ふと思ったこと。コミケのカタログ見て「変なカタログ」と一発で看破する銀髪もたいがい……
あれ、知識ないと何がなにやらわからん作りだと思うんだけど……普通のカタログとはどー見ても違うし。

というわけで次回予告。
今回のパロはエヴァだったよぅww
サービスサービスぅ♪

とゆーわけで、原作一巻分は終了。次回からは二巻になるのかな?
手元にあるのが一巻だけだもんなぁ……近所の本屋は売り切れてたし。
友人から借りようかな。

久しぶりのゲームレビュー。
今日はSTUDIOねこぱんち(ブランド消滅)のうそ×モテ  うそんこモテモテーションをば。


あらすじ
ある日出会った妖精モモにより、モテモテ体質を得たのはいいが引き換えにウソしかつけなくなてしまう主人公。
モテるにはモテるが、気になる相手には冷たくし苦手な相手を口説いてしまう、なんとも難儀な身の上に……
そんな彼が歩むのは、恋の茨道か燦然と輝くモテロードか?

(マニュアルより引用)

総評:87点

シナリオ:S
ライターさんは千籐まさとさん。他の代表作は戦国if、Ricotte ~アルペンブルの歌姫~。
これ以外に作品はなし。仕事してくださいよぉ。といってもないのかもしれませんが。
一発で好きになった人なので残念です。

キャラ:S
メインヒロインは美蘭、香奈、望の三名。
サブヒロインは千夏、きくこの二名。
隠しヒロインに環。計六名となっています。

CG:B
原画は北河トウタさん。
ふだんは漫画屋さんですね。ゲームの原画を担当したことは他にはないようです。
枚数は81枚。内容を考えれば適度です。
まあ、パッケージを見ればわかると思いますが、デビューしたてだったということもあり、ヘチョイ絵です。
が、それは立ち絵の話。一枚絵にはなかなかいい絵も多いです。

音楽:B-
可もなく不可もなく。悪い意味で同人っぽさが溢れる音楽でした。
安っぽい音楽はある意味内容にあっているんですがねw
あ、でもピアノ音楽はなかなかだったと思います。

システム:B
かつて、三大へっぽこメーカーと呼ばれるメーカーがありました。とにかくシステムが最悪で「どこのどいつだー! プログラマーはー!」と新作が出るたびにプレイヤーが暴れました。
すなわち、すたじおみりす、e-エ・レ・キテル、STUDIOねこぱんちの三つです。(ちなみにすたじおみりす以外はブランド消滅)
もう、いいたいことはわかるでしょう。その三つのうちのひとつの会社が作ったものです。
使いづれえ! 
必要最低限はそろっていますが、必要最低限しかそろっていません。(スキップあり、未読スキップ、クイックセーブ、クイックロード無し、ホイール非対応、選択時セーブ不可)
あと、ボイス関係のバグが多いですねー。パッチ当てた状態でも。
イベントシーンで声が出ないのは仕様なんですね……バグだと思って、何度も入れなおしましたよ……
セーブ数が少ないのも問題です。選択時セーブ不可なのに12個しかないとか鬼ですよ。
恐いでちゅねー。だって一個選択し間違っただけでバッド行きな上に、その場バッドじゃないから最後までわからない……
一応バグの修正パッチは出ていますがメーカーは消失しています。頑張って配布サイトから探してください。

理想度:B
①主人公 △
②出会い ×
③テーマ ○
④パラレル ×
⑤整合性 ○
⑥ヒロイン ×
⑦脇役 ×
⑧ハッピーエンド △

●難易度
高めです。選択時にセーブ出来ないのがここまでつらいとは;
ゲーム自体も厳しいですねー。複数のフラグたて行為が出来ないです。
あと、一部ヒロインでは行き先選択場面でそのヒロインじゃないヒロインを選ばなくちゃいけなかったり。
それから、シャバダバボタンでHシーンは回収できますが、目当てのキャラでシャバダバボタンを使うとバッド行きという罠が張ってあります。ご注意を。(サブヒロインを除く)
あと珍しいことに、このゲーム、難易度の選択が出来ます。
行き先選択場面のヒロインがどこにいるか示す絵をOffにすることが出来るのです。
ま、まったく意味のない機能ですがw

●攻略オススメ順 
メインヒロインとサブヒロインで空気がまったく違うのでその辺は考慮したほうがいいです。サブヒロインはシリアス展開なし。
サブから先にやることをお勧めします。
千夏→きくこ→美蘭→望→香奈→環。が私のお勧め。

●感想
皆さん、B級の作品って好きですか?
私は大好きです。
あのベタを踏襲しつつ、無理にオリジナリティを出そうとして失敗するところなんて最高です。
まぁ、私がこの作品に求めていたところはそれなんですよ。
マイナースキーですからね、私は。他人が4~50点ぐらいの評価を下すものの中から70点ぐらいの『そこそこいい作品』を選んだつもりでした。

裏を斯かれた!
それもいい意味で!
こりゃ、すごい作品ですよ。埋もれた名作ってのはこういう作品のことを言うんです。

まず、ベタを踏襲しつつそのベタを外してきます。
詳しくはヒロイン別感想でやりますが、凄いですね。
物語の核となるモモは(自称)花の妖精ですが、出てくるのはサバ缶からです。
主人公もいいキャラしています。普通のゲームみたいに性格がいいんじゃありません。
具体的に言うと……外見のび太、能力のび太、考え方空也って感じですかね。
まあ、はっきり言うとナンパで最低な人間ですw
いやー、ひっさびさにこんなリビドー溢れる主人公を見た気がするw
しかもリビドー溢れるわりにモテないという珍しいパターン。
ここでも王道外していますね。
サブヒロインルートだとその軽薄かつナンパな性格が災いして、あと腐れなくやろうとした相手との間に後腐れが出来てズルズルと人生の下り坂をずり落ちていきます。
というか、サブヒロインの二人したたか過ぎる……とくにきくこちゃんなんて、ハレグゥの暴走時マリィを思わせる無茶&したたかっぷりでしたよ。

ギャグ方面で嘘しかつけないという性質をうまく利用していますね。
てか、シャバダバボタンってww そのネーミングが最高すぎるw
思わず、「デューワ、ティー♪ ウー♪ シャバダバシャバダバー♪」と口ずさみそうになってしまいました。
もっとも、それがなくてもギャグは秀逸です。力強さを感じさせます。
話は非常にコミカルに進んでいきます。
以下、一部抜粋

「妖怪は絶対にいるんだって!」
…。ここは不思議クラブだったのか。どうりで変人がいる。
「天狗は絶対! ぜ~~~ったい!」
天狗は特別扱いなんだろうか…。
「そうよね! 里中!」
「いるとも、天狗は絶対いるよ…。みんなは信じてないのかい」

「俺の父親は、天狗だからね」
チビで卑屈な小人物だわい!
まぁ、ここまで的外れなこと言っちまえば冗談って取ってもらえるか
「そうなの!?」
お前だけは信じると思ったよ。
(中略)
「とにかく、天狗は本当にいるのっ! アタシ見たんだからっっ!!」
それは、鼻の長いおじさんだ!
「どこで見たんだっけ?」
「ん? 山」
「何してたって?」
「寝てたわよ」
寝てるだろうなぁ…流石の天狗も眠いときは眠い。
「どこで寝てたんだっけ?」
「木の上よ!」
! 天狗だ!?
やばいよ…コイツ本当に天狗見てるよ! ガセかと思ってたのに…!!
「……どうして、天狗だと思ったんだっけ…」
「鼻が長かったから」
しかも鼻なげえよ!?
「どれぐらいって言ってたかな…」
「…………これくらい」
と香奈が広げた指の感覚は…外人程度?
……おっさんだな……。
「い、今のウソ! 本当はこれぐらいよっ!!」
長ぇ!?
今度は手を広げ、1メートルぐらいの感覚を作る。それは天狗さんにも失礼なサイズだ!

……一事が万事こんな調子です。目茶目茶ハイテンション。とにかくコミカルにテンポよく笑わせてくれます。こういうギャグは間違いなく一流です。

でも、それだけで終わらないのがこの作品の凄いところ。
隠しヒロイン含めたメイン四人のルートはホントに凄いです。
環ルートで久しぶりにエロゲで泣いてしまった……
なにが凄いかというと『ウソ』の言葉というのをうまく使っているところ。
友人にこの話のあらすじ(前半部)を聞かせたところ、ベタになりそうと言っていました。
つまり「ウソ」によるすれ違い系ですね。
確かに、シリアスに入る部分でそうなるのは間違いないのですが、主人公が誤解を解くことがありません。
この「ウソ」が「心にないこと」ではなく「口に出そうと思っていないこと」だからです。
好きなのに好きといえない。思いは言葉にしないと伝わらない。下手をすると嫌われるので前に進めない。
一方「口に出そうと思っていない」ことなので「ウソ」ではあっても「本音」である場合が多い。
そういう意味で、ヒロインと距離を作ってしまうのが自分のせいだと気づいたり、ヒロインのために頑張ろうとしたりします。
切なさが心に染みます。
以下ヒロイン別感想

・渡来美蘭
おっとり系帰国子女アイドル。
でも元いたところは米の国でもイギリスでもなくイタリア。
心根はイタリア系らしく熱い。えちシーンもまた情熱的。
外国との差異をうまく利用していますね。イタリアの早口言葉とかジャンケンの方法とか始めて知りましたよ。
「自分にふさわしくない」というか、モテ力のためにモノにしたヒロインなのでそのことを気に病み(偽りの自分を好きと思わせて、それで人生狂わせていいのか)悩む主人公という感じです。

・御堂香奈
お嬢様。でもヴァカ。それも掛け算から怪しいレベルのヴァカ。
多くのギャルゲの例に漏れず主人公の成績は良くないのですが、主人公より成績悪くて補習を受けてる(主人公は受けてない)ほどにヴァカ。
しかも体力ヴァカです。主人公が貧弱ということも相まって力強い。
おまけにヤタラ庶民的。香奈の家で出された料理があのフランス料理みたいな丸い蓋で覆いかぶさったしょうが焼きとか。九時上がりで残業を嫌がるメイドさんとか。
お嬢様キャラの例に漏れずツンデレなのですが、この馬鹿さ加減でツンバカを思い出した。
でも心根は素直な娘なのでシリアス展開では主人公的に最低のことをした主人公が自分にふさわしくない、もっといい男がいると思って別れさせようとウソをいったり。
嘘しかいえないってことは弁解できないってことなんですよね。本音しか言えないよりもキツイです。

・越智望
幼馴染。普通ならメインヒロインの役どころながら「死ぬほど地味」という珍しい特徴のある娘。そのほか「お笑い好き」という特徴も。
朝起こしに来るなんてことはありません。というか、死ぬほど地味という特性があるので朝起こしにきても起きないでしょう。
おまけに、主人公がふざけるとプンスカ可愛く怒るのではなく、「お笑いを無礼るな!」と言わんばかりにマジギレしてきます。
「新しく家に囲いをつけた人に、通りすがりの隣の家の人が言ったのは?」
「アイム、チャック=ニコ●ソン」
ノウッ!
「どんな隣近所なの!」

とか、最高すぎw
勘のいい娘なので、シリアス展開ではその辺が効いてくる。解決方法も最高でした。

・五代きくこ
地雷系ヒロイン。シリアス展開なし。ひたすらギャグ展開。
てか、恐い子w 一歩間違えれば、てか、間違えなくてもストーカーだし。
「……」のついていない台詞が皆無という暗さながら、どこかしたたかさを感じさせる娘でした。
初エッチ後の展開は一見の価値あり。てか、父ちゃんww

・片桐千夏
もとはメインヒロインだったらしいです。
ひところで言うなら虎バサミ、あるいはアリ地獄みたいなヒロイン。
きくこもですが、それなりにはハッピーエンドですよ。バッドエンドじゃないです。
ただ、主人公この先逃げられなさそうですがw

・花屋敷環
隠しヒロイン。人外系。猫耳。
学校の制服の立ち絵あるけど、この娘だけスカートはいてないのはどーゆーこっちゃ。
モテモテ体質は影響しないというけど、ウソが主人公を好きになったきっかけという、このゲームを象徴するヒロインといえるかもしれません。
おいしいものは最後にとっておく、という人にはこの娘を最後にやることをお勧めします。
前のご主人様とのオモイデとか、主人公に置手紙だけ置いて黙って去っていくシーンとか、ホントに泣きそうになりました。
あと、一番えちぃヒロインかも。

全体でいえることは、シリアス展開は「嘘で始まった恋を本当の気持ちを伝えて続けさせる」という展開を重視しているということ。
メインの四人は光っていました。

●最後に
見た目はヘチョイがやる価値は大きい作品です。
ぜひともお勧めします。見た目にだまされないで!(普通とは逆の意味で)



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